Azure プレビュー ポータルの機能強化を発表 (2 月の更新)
このポストは、3 月 2 日に投稿された Announcing Azure Preview Portal Improvements (February Update) の翻訳です。
Azure ユーザーの皆さん、こんにちは!
本日、Azure プレビュー ポータルに新たな機能強化を行ったことを発表しました。先月もそうでしたが、これらの機能強化はすべて皆様からのフィードバックを基に行いました。皆様のご協力に心から感謝いたします。今後も引き続きたくさんのフィードバックをお待ちしています。
今回の強化点は以下のとおりです。この記事では、個々の強化点について詳しくご紹介していきたいと思います。
- ポータルの操作性向上
- キーボード ショートカット
- 新しい (シンプルになった) スタートアップ画面
- すべてのブレードに最小化コマンドを追加
- [Browse] メニューの改良
- 最大化されたブレードを上下のみにスクロール
- シンプルになった既定のスタートボード
- 新しい設定項目: アニメーションの無効化
- グラフ内のカーソルを合わせた位置の x 軸の値を表示
- より多くのリソースに Essentials パターンを実装
- 監査ログ
- Marketplace の機能強化
- [New] ハブの更新
- Marketplace のアイテムのソーシャル共有
- [Pricing Tier] ブレードの改良
- ブラウザーの操作性向上
- ブラウザーの [戻る] ボタンのサポート (プレビュー)
- ブレード ヘッダーのテキスト選択
ここからは各強化点について詳しく説明します。ぜひ最後までお付き合いください。
ポータルの操作性向上
キーボード ショートカット
最初の Azure プレビュー ポータルを公開して以来、キーボード ショートカットを有効化してほしいという声が多く寄せられていました。
これにお応えして、今回の更新ではハブを開くショートカットとブレード間を移動するショートカットを追加しました。特定のショートカットとその機能の詳細については、チーム メンバーである Jakub のブログ記事 (英語) をご覧ください。
この機能は追加したばかりですが、今後さらに改良していくことを予定しています。ぜひフィードバックをお聞かせください。皆様からのたくさんのご意見をお待ちしています。
新しい (シンプルになった) スタートアップ画面
ポータルにアクセスしてまず目に留まるのは、洗練されてシンプルになったスプラッシュ スクリーンではないでしょうか。
視覚的な変更だけでなく、起動を高速化するために機能面でも変更を行いました。この機能についてはまだ十分に改良の余地があり、引き続き検討しているところですが、今は現時点での変化を実感していただければ幸いです。
すべてのブレードに最小化コマンドを追加
すべてのブレードに最小化コマンドを追加し、ブレードのコンテンツを折りたたんで非表示にできるようにしました。
最小化されたブレードは以下のように表示されます。
ブレードのコンテンツを再び表示するには、最小化されたブレードの任意の場所をクリックします。
[Browse] メニューの改良
ポータルでさまざまなリソースにアクセスする場合、最初に利用されることが多いのが [Browse] メニューです。今回の更新では、リソースへのアクセスをさらに効率化するために複数の新機能を追加しました。現時点では、この新しいインフラストラクチャは [Resource Groups] のみに採用されていますが、近日中にはその他のリソース タイプにも導入する予定です。
今回の改良では、最初の 30 項目のみが読み込まれ、一覧のブレードの下部に [Load more] ボタンが表示されるようになりました。
ここでは表示速度と拡張性が重視されています。この機能は他のリソースにも拡張していきたいと考えているため、皆様からフィードバックをいただけると幸いです。次はご要望を多くいただいている、リソースをさらにすばやく検索するための機能 ([All Resources] ビュー、フィルタリング、サブスクリプションによるフィルタリングなど) を追加する予定です。こちらもどうぞお楽しみに。
最大化されたブレードを上下のみにスクロール
これまで最大化されたブレードは上下と左右の両方向にスクロールできました。今回の更新では、上下のみにスクロールされるようにしました。下の画像は、Redis Cache インスタンスの例です。
シンプルになった既定のスタートボード
利用状況データと皆様からのフィードバックを踏まえて、スタートボードの既定のレイアウトを変更しました。ここには多くのユーザーの皆様の習慣や好みを反映しました。更新後のスタートボードは以下のようになります。
これらの変更を実装した理由の一部は以下のとおりです。
- [Browse] タイルは最もクリックされることが多かったため、一番上に配置しました。
- 既定のマップのサイズが大きすぎてスペースを取るというご意見が多かったため、表示を小さくしました。マップを右クリックして [Customize] を選択すれば、再び大きく表示することができます。
- [Billing] タイルを中央寄りに配置しました。
ご存じのとおり、スタートボードはユーザーが自由に利用できるスペースです。スタートボードをカスタマイズ (パーツの移動、サイズ変更、削除、追加) して、よく利用するリソースや情報を見やすい場所に配置してみてください。
新しい設定項目: アニメーションの無効化
処理速度の遅いマシンを使用している場合、アニメーションを無効化できるようになりました。これには [Portal Settings] ブレードの新しい設定項目を使用します。
グラフ内のカーソルを合わせた位置に対応する x 軸の値を表示
ポータルのグラフでは、特定の箇所の x 値を確認しづらいというご意見が多く寄せられていました。今回の更新で、グラフ内の値にカーソルを合わせた場合に、対応する x 軸の値が表示されるようにしました。
[Resource Group] ブレードと [Redis Cache] ブレードへの Essentials の実装
先月、リソース ブレードをシンプルにするための機能強化を行ったことを紹介しました (詳細はこちらの記事を参照)。
今回の更新では、[Redis Cache] ブレードと [Resource Group] ブレードにもこの新しいパターンを導入しました。その結果、重要な情報がより見やすい場所に表示されるようになり、パーツ数が少なくなり、ブレードからさまざまな設定を利用できるようになりました。ほかのリソース ブレードも近日中に更新し、公開する予定です。
監査ログ
監査ログを使用すると、(すべてのサブスクリプションに含まれるすべてのリソースについて) すべての操作ログを単一のビューに表示することができます。ポータルの他のリソースと同様に、監査ログには [Browse] からアクセスすることができます。
[Audit Logs] ブレードには、すべてのサブスクリプションに含まれるすべてのリソースについて、過去 1 週間分の操作ログが表示されます。リストの各エントリをクリックすると、詳細を表示できます。
イベントおよび期間を絞り込むには、ブレードの [Filter] コマンドを使用します (これにより、[Filter] ブレードが開きます)。
この機能は現在も改良中ですが、早い段階でお知らせすることで皆様にご利用いただき、フィードバックしていただきたいと考えています。近日中には、フィルタリングの機能強化なども行う予定です。
Marketplace の機能強化
[New] ハブ
[New] ハブをクリックすると、これまでは頻繁に作成されるリソースの一覧が表示されるようになっていましたが、皆様からのフィードバックに基づき、リソースの作成エクスペリエンスを Azure Web サイトの製品とサービスの分類に近づけることにしました。
更新後のポータルでは、画面の左下の [New] をクリックすると、最近作成したリソース タイプだけでなく、カテゴリも一覧で表示されます。
いずれかのカテゴリをクリックすると、そのカテゴリに関連する項目の一覧が表示されます。目的の項目が見つからない場合は、(ブレードの下部から) Marketplace に移動することができます。
ぜひお試しいただき、ご意見をお聞かせください。
Marketplace のアイテムのソーシャル共有
Marketplace のアイテムをソーシャル上で共有できるようにしました。この機能は説明ページで利用できます。以下は、この新機能のスクリーンショットです。
[Pricing Tier] ブレードの改良
リソースを作成する際には、そのリソースの料金レベルを指定する必要がありまが、今回の更新では [Pricing Tier] ブレードを改良して、すべてのカードが小さく表示されるようにし、さらに、利用可能なすべてのオプションと推奨オプションを切り替えられるようにしました。
ブラウザーの操作性向上
ブラウザーの [戻る] ボタンのサポート (プレビュー)
これまでは、ポータルでブラウザーの [戻る] ボタンをクリックすると、エラー画面に移動するという問題がありました。この問題を解消するために、私たちはポータルで [戻る] ボタンを使用する場合のブラウザー URL の更新に取り組んできました。
この取り組みはまだ完全には完了していませんが (数週間のうちに更新予定)、今回の更新ではこの機能の最初のバージョンを導入しました。現在は、移動すると、対応する情報がブラウザー URL に表示されるようになっています (基本的には、アクティブなナビゲーション パス上の各ブレードの情報です)。たとえば、[戻る] ボタンをクリックすると、スタートボードに移動し、[進む] ボタンをクリックすると、それまで表示していたアクティブなブレードに直接移動します。
これはまだ最初のステップに過ぎませんが、多くの皆様を煩わせていた「ポータルでブラウザーの [戻る] ボタンをクリックすると、エラー画面が表示される」という問題は解消されることになります。新機能が導入されてまた数日しか経っていませんが、一部のお客様からは状況が改善されたという声が寄せられています。
次のステップ: ブラウザー URL の更新と、[戻る] ボタンのサポートの改善
今後数週間のうちには、ブラウザーのアドレス バーに、最後に開いたブレードに関連付けられた URL が表示されるようになる予定です。この URL はそのブレードへのディープ リンクで、ブラウザーのブックマークに追加したり、他のユーザーと共有したりすることができます。[戻る] ボタンをクリックすると、直前のブレードに移動します ([Journeys] を使用した場合も同様です)。この機能がデプロイされしだい、最新情報をお届けします。
ブレード ヘッダーのテキスト選択
これまで一部の操作が制限されていたため、ブレード ヘッダーのテキストを選択することは困難でした。この問題は現在修正されています。
今後の予定
今回の更新によって多くの機能が向上しました。私たちは既に次の更新に向けて準備を進めていますが、その中から間もなく公開予定のものをいくつかご紹介します。
- [All Resources] ビュー
- ブラウザー URL の更新の完了と [戻る] ボタンの完全なサポート
- より多くのリソースに Essentials パターンを適用
- ポータルのカスタマイズ操作の簡略化
- サブスクリプションによるフィルタリング
最後になりますが、今回の更新は皆様からのフィードバックなくしては実現できませんでした。皆様のご協力に心から感謝いたします。
新しくなったポータルの機能をぜひお試しください。皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
Comments
Anonymous
March 09, 2015
ポストをありがとう AyakoAnonymous
March 10, 2015
さてあなたは私には、Windows Azure用の曽根のリンクを提供することができます