Azure Backup の更新プログラムをリリース: 長期保有やオフライン シードなどの新機能を多数導入
このポストは、2 月 16 日に投稿された New features in Azure Backup – Long term retention, offline backup seeding and more の翻訳です。
マイクロソフトは、Azure Backup の 2015 年 2 月の更新プログラムのリリースを発表しました。この更新で追加される主な新機能は以下のとおりです。
- 長期保有機能 – テープ バックアップの代わりにクラウドを使用
- オフライン シード機能 – 初回のシードを迅速かつネットワークを経由せずに実行
- すべての Data Protection Manager (DPM) のワークロードを Azure にバックアップ
- SCOM の監視機能とレポート機能を強化
この最新の Azure Backup エージェントは KB3033794 (機械翻訳) からダウンロードできます。このダウンロードにより、過去数か月にリリースされた以下の機能も自動で適用されます。
- KB2989574 (機械翻訳): 850 GB を超えるデータ ソースをサポート
- KB2997692 (機械翻訳): 長期保有機能をサポート、サインアップと登録を簡略化
- KB2999951 (機械翻訳): Windows Server 2008 をサポート
- KB3015072 (機械翻訳): Windows 7、Windows 8、Windows 8.1 の各 OS をサポート
ここでは、今回のリリースに含まれる新機能の概要を簡単に説明します。詳細については、数週間以内に別の記事でご紹介する予定です。
長期保有機能: テープ バックアップの代わりにクラウドを使用
この最新の更新版により、保持ポリシーを日単位、週単位、月単位、年単位で指定できるようになりました。このため、Azure では最長で 99 年間データを保存することができます。現在、データの長期保存にテープを使用している方にとっては、Azure でのバックアップと長期保有が可能になる今回のリリースがとても魅力的な選択肢となるでしょう。
図 1: Azure Backup では複数の保持ポリシーを指定可能
オフライン シード機能 – 初回のシードを迅速かつネットワークを経由せずに実行
Azure Backup の初回バックアップで Azure Import/Export サービスを使用できるようになりました。これにより、初回バックアップのコピー データをディスクに格納して最寄りの Azure データ センターに送付できるので、混雑しているネットワークを経由する必要がなくなります(訳注: Azure Import/Export は現在日本ではご利用いただけません)。
図 2: Azure へのオフライン バックアップ
すべての DPM ワークロードを Azure にバックアップ
これまで、DPM ユーザーが Azure にバックアップできるのは Hyper-V Virtual Machines、SQL Database、およびファイルとフォルダーだけでしたが、DPM UR5 (機械翻訳) と最新の Azure Backup エージェントにより、Microsoft SharePoint、Microsoft Exchange、および Windows クライアントのワークロードも Azure にバックアップできるようになりました。サポート対象のワークロードとプラットフォームの詳細については、こちらの記事 (英語) をご覧ください。
SCOM の監視機能とレポート機能を強化
DPM の新しい管理パックでは、強力なレポート生成機能により、複数の DPM サーバーに対応した情報量の豊富なカスタムのレポートやダッシュボードを作成できます。このため、ユーザーはそれぞれの DPM サーバーに移動して定型レポートを抽出する必要はありません。この新しいレポート管理パックでは、ほかにもさまざまなタイプの便利なレポートを生成できます。
図 3: 新しいレポート フレームワークによるレポートのデモ
関連情報
- Azure Backup の詳細はこちらのページ、System Center DPM の詳細はこちらのページでご確認いただけます。
- Azure の無料評価版サブスクリプションはこちらからご購入いただけます。最新の Azure Backup エージェントをダウンロードしてぜひご利用ください。
- ご不明な点がありましたら、DPM のフォーラム (英語) および Azure Backup のフォーラム (英語) をご利用ください。
- Azure Backup の改良に関するご意見は、フィードバック フォーラム (英語) までお寄せください。また、ほかの方のご意見への投票もお願いいたします。