Azure で Cloud Foundry をお試しください

このポストは、5 月 29 日に投稿された Try Cloud Foundry on Azure Today! の翻訳です。

先日 Cloud Foundry Summit 2015 (英語) が開催されました。マイクロソフトはその中で、Azure における Cloud Foundry のロードマップについて説明すると共に、Azure Cloud Provider Interface (英語) のプレビュー版を披露しました。そしてこのたび、Microsoft Azure 向けにオープン ソースの Cloud Foundry のパブリック プレビューを発表しました。これはマイクロソフトのプラットフォームにおけるオープン ソース化戦略の大きな一歩であり、このリリースによって、お客様は Cloud Foundry を Azure にデプロイできるようになり、パブリック クラウドやプライベート クラウドの任意のワークロードを Azure に拡張できるようになりました。

Cloud Foundry (英語) を使用すると、さまざまな言語を使用してクラウド アプリケーションの構築、テスト、デプロイ、スケーリングを従来よりも迅速かつ簡単に行うことができます。Azure Cloud Provider Interface は完全にオープン ソース化されており、Cloud Foundry を Azure にデプロイする際に一貫したエクスペリエンスをお使いいただけます。また、Azure Resource Manager テンプレートを活用することでデプロイ手順の一部を簡略化することができます。

Cloud Foundry のデプロイ

Azure に Cloud Foundry をデプロイするには、次の 2 つの手順を実施するだけです。

  1. Azure 環境をセットアップする: ほかのプラットフォームと同様に、Azure に Cloud Foundry をセットアップする際にも、事前に環境と基盤となるリソースを準備する必要があります。インフラストラクチャのセットアップに使用するスタンドアロン型のコマンドのほかに、Azure Resource Manager (英語) テンプレートも用意されているため、ワンクリックで簡単にデプロイできます。
  2. Bosh を使用して Cloud Foundry をデプロイする: 環境がセットアップできたら、標準の Bosh (英語) コマンドを実行して Azure に Cloud Foundry をデプロイします。Bosh ではデプロイの管理に Azure CPI を使用します。

スタンドアロン型のコマンドで Cloud Foundry を Azure にデプロイする場合は、こちらのガイド (英語) をご覧ください。

Azure Resource Manager テンプレートを使用して Cloud Foundry を Azure にデプロイする場合は、こちらのガイド (英語) をご覧ください。

マルチ クラウドおよびハイブリッドのサポート

マルチクラウドおよびハイブリッドのサポートは、Cloud Foundry の大きな特長の 1 つです。Azure CPI を使用すると、お客様のプライベート データを Azure に拡張し、Cloud Foundry を基盤とするアプリケーションで実行することができます。さらに現在は、Azure Stack を実行しているプライベート クラウド環境で Azure CPI を実行できるようにする作業を進めており、詳細については近日中にお伝えする予定です。

Cloud Foundry のデモ

下の動画は、Cloud Foundry を Azure にデプロイするようすを短くまとめたものですのでぜひご覧ください。

今後の予定

今後数週間のうちにパブリック ベータ版をリリースし、一般提供を開始する数か月前までにはコードをコミュニティのソース ツリーのアップストリームに戻すことを目標としています。それまでは GitHub (英語) でプレビュー版を公開していますので、Azure で Cloud Foundry をお試しいただければ幸いです。

マイクロソフトは、コミュニティやお客様にご協力いただきながら Azure エクスペリエンスの改良を進めたいと考えています。ご意見やご感想がありましたら、こちら (英語) までお寄せください。