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Azure Media Services のストリーミング セキュリティを強化する DRM テクノロジの一般提供を発表

このポストは、1 月 29 日に投稿された Azure Media Services enhances streaming security with General Availability of DRM technology の翻訳です。

マイクロソフトはこのたび、Azure Media Services Content Protection (AES および DRM) サービスの一般提供を発表しました。この Content Protection サービスでは、ビデオ オンデマンドやライブ ストリーミング コンテンツを AES または Microsoft PlayReady で保護することができます。コンテンツの保護は、ビデオの収益化に欠かせない重要な要素です。Netflix (英語) が最近のブログ記事で述べているように、ビデオ コンテンツ配信業者とプロバイダーの最大のライバルは、不正コピーです。マイクロソフトは、業界標準のセキュリティ保護を利用したコンテンツの提供を可能にすることで、コンテンツの安全な配信を支援します。

このサービスは、世界各地の拠点で順次ロールアウトしていく予定です。既にこのサービスを利用して、企業顧客向けに Office 365 Video の安全なビデオ ストリーミングを行っているお客様もいます。4 か月にわたるプレビュー期間で 1,000 を超えるお客様がサービスにサインアップし、その内の半数が既にこのサービスを積極的に活用しています。プレビュー期間中にこのサービスを利用し、貴重なフィードバックを提供してくださった皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。

今回発表された一般提供版では、99.9% の Azure サービスレベル アグリーメント (SLA) をすべてのユーザーに保証します。

最先端のメディア テクノロジ: メディア コンテンツを動的かつ即時に暗号化

Azure Media Services は、ビデオ オンデマンドとライブ ストリーミングの両方で即時に暗号化を提供する唯一のクラウド メディア ソリューションです。標準的なマルチ ビットレートの MP4 のコピー 1 つを保存し、動的かつ即時に暗号化するので、静的な暗号化とパッケージングという従来的な手法と比べてストレージ コストを節約できます。また、コンテンツ キーが漏えいしてもライブラリ全体を再度暗号化する必要はなく、サービスの API を呼び出してキーを変更するだけで済みます。

最先端の業界標準: EME による PlayReady 暗号化 MPEG-DASH の再生

近年、Encrypted Media Extensions (EME) (英語) の HTML 標準に対応するブラウザーが増え続けています。EME は HTML5 の暗号化コンテンツの再生に関する標準規格であり、私たちはこのサービスを使用して、DASH.JS リファレンス クライアント (英語) など各種プレイヤーがサポートしている MPEG-DASH ストリームでの PlayReady Common Encryption (CENC) を実現しています。下のビデオをクリックして、実際のものをご覧ください。

ビデオ コンテンツの作成: Azure Active Directory などの既存サービスと容易に統合

Content Protection サービスでは、キー/ライセンス配信のトークン認証サービスをサポートしています。一般提供版では、JWT トークンのサポートも追加しました。また、Active Directory や ACS を利用して AES キーや PlayReady ライセンスへのアクセスを承認する方法をわかりやすくご紹介するために、サンプル コード (英語)ブログ記事 (英語) も公開しました。

シンプルさ: 本格的なキー/ライセンス配信サービスを数分で構成

本格的なキー/ライセンス サーバーをオンプレミスでセットアップし、構成しようとすると数日はかかりますが、これをほんの数分でセットアップできるように、プロセスを大幅に簡略化しました。

Azure Media Services の新機能をぜひご利用ください。ご質問やご意見などございましたら、コメント欄に記入いただけますと幸いです。