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Xbox Wire エディタ
マイク・ネルソン (Mike Nelson)
7 年前に前作『Halo Wars』が完結して以降、私たちはノーブル チームの悲壮の物語を追体験し、プロメシアンの反乱とコルタナの新しい姿を目撃しながら、マスターチーフの数々の冒険を追ってきた。その間、UNSC 艦「スピリット オブ ファイア」とそのクルーたちは、文字通りに、そして比喩的に長い眠りについていた。
そして今、数年にわたる計画と開発とコミュニティのサポートにより、伝説となったクルーたちの次の戦いが『Halo Wars 2』で蘇ろうとしている。間もなくリリースされる『Halo Wars 2』が構想から辿ってきた道のりを詳しく知るため、私たちは 343 Industries と Creative Assembly のチームメンバーに、新たな敵となる Atriox (アトリオックス)、革新的なゲームモード Blitz (ブリッツ)、そしてコミュニティからの素直なフィードバックがどれだけチームに貢献したか、話を聞いてきた。
正しく作る

「『Halo Wars 2』の構想にたどり着くまでには、時間に関係する多くの要因が存在した」と343 Industries ストラテジー ゲーム開発のスタジオヘッド、ダン・アユーブ (Dan Ayoub) は語る。「そのいくつかは社内のキャパシティに関する疑問だった。スタジオの規模を大きくして制作に着手したかったが、それには作品を正しく作る能力があることが条件だった」
“正しく作る”ことが『Halo Wars 2』を誕生させるうえで最も重要であり、そのために必要なのが、343 Industries のクリエイティブな構想に力を貸してくれる最高のパートナーを見つけることだった。さらに、「Halo」コミュニティの存在は、続編を求める根強い声があることをチームに思い出させ、そのことが現場を動かし、開発の許可を得る原動力となった。
「結局のところ、このゲームを誕生させたのはファンの投資だったんだ」とアユーブは説明する。「先に進むことを決めた僕たちは、正しいパートナーを見つける必要があった。その時、すぐ頭に思い浮かんだのが Creative Assembly だった。彼らが作るゲームはどれも最高で、僕はずっとファンだったんだ」
Creative Assembly は、「Total War」シリーズの最新作『Total War: Warhammer』に代表される秀逸なストラテジー ゲームを制作しているだけでなく、2014 年にリリースされ高い評価を得ている『ALIEN: ISOLATION』(エイリアン アイソレーション) など、サバイバルホラーのジャンルにも力を注いでいる。
「全員で集まった時、お互いのチームの間にいい雰囲気が流れていたんだ。単なる「Halo」の RTS ゲームを作るのではなく、より気軽に遊べて、より“リアル”な RTS へと進化させる思いを全員が共有していた」とアユーブは語る。
343 Industries と Creative Assembly は、ただのストラテジー ゲームを作ろうとしていたのではなく、RTS というジャンルを通じて、「Halo」の興奮と面白さと熱中度が伝わるゲームを作ろうとしていた。「Halo」のシリーズ作品としてリリースされれば、マスターチーフの冒険を愛してやまない多くのゲーマーが飛びつくことはわかっていた。「僕たちは、彼らに RTS も好きになってほしいんだ」と、Creative Assembly の『Halo Wars 2』製作責任者であるデイビッド・ニコルソン (David Nicholson) は説明する。
「だから全員が同じ情熱を共有していた。僕たちは RTS ゲームの作り方も、RTS の魅力もわかっていて、RTS ゲームが好きな人のために RTS を作っている」さらにニコルソンはこう続ける。「だから今度は、まだ RTS ゲームの面白さに気づいていない人のための RTS を作ることに挑戦しているんだ」
343 Industries と Creative Assembly の挑戦を実現させる方法の1つが、『Halo Wars 2』に実装されるマルチプレイモードで、熱狂的な RTS プレイヤーだけでなく、今までプレイしたことがない人でも楽しめる作りになっている。
「それが僕たちのやろうとしていたことなんだ。RTS を個性の異なるさまざまなゲームモードに分解した」とニコルソンは説明する。「典型的なデスマッチ (モード) では、プレイヤーは資源と生産に気を配り、基地を建て、敵を警戒しながら戦場へと出ていく…新モードの Blitz では、その(資源の)心配をすることなく、ユニットを配備し、反撃する方法を学んでいく」
無謀な野望

カード デッキを使用したRTSプレイが楽しめる Blitz は、RTS というジャンルに革新をもたらす独創的なアイデアの1つといえる。このモードは『Halo Wars 2』だけでなく、他のストラテジー ゲームにとっても、白熱のマルチプレイを生み出す新要素になる可能性を秘めている。
「僕たちにはチーム全員が心から信じている無謀な野望があった」とアユーブは語る。「RTSというジャンルを避けている人にその魅力を伝えながら、コアな RTS プレイヤーにも楽しんでもらえるゲームモードにしなければならない。それはとても難しいことで、それこそが僕たちの進むべき道だった」
Blitz を完成させていく過程でチームが共有していた思いは、どうすれば異なるタイプのゲーマーに Blitz を楽しんでもらえて、どうすれば自分たちの仕事に対して自己批判的な視点を持ち続けることができるか。その思いを保つために、常に 3 つの質問を自分たちに投げかけていた。
「ここまでたどり着くのに数多くの失敗を重ねてきました」さらにアユーブはこう続ける。「バージョンが更新されるたびに全員で集まって、“正しい方向に進んでいるのか?” “ちゃんと面白くなっているのか?” “もっと面白くできないか?”と自分たちに問いかけていた。Blitz が今の形になった時、僕たちはお互いを見合って、大丈夫だと確信したんだ」
古い要素と新しい要素の華麗な融合

本作の魅力は Blitz ゲームモードだけではない。マルチプレイと同様にキャンペーンモードでも、お馴染みのユニットや懐かしいユニットが数多く登場する。スパルタン、ワートホグ、スコーピオンなどに加え、Atriox 率いる Banished の新ユニットも登場し、「プレイヤーは壮大な戦場で自分の戦略と創造性と想像力を示すことができる」と Creative Assembly のクリエイティブディレクター、アリステア・ホープは語る。
「デザイン面における挑戦のひとつは、数え切れないほどのアイデアを、最良の形でゲームに溶け込ませていくことだ」とホープは説明する。「だから『Halo Wars 2』の制作では、チームは古い要素と新しい要素を融合させるために尽力していた」
“古い要素”のひとつが前作から引き続き登場する数多くのキャラクターで、「Halo」シリーズの世界観と親近感が備わっていることもあり、『Halo Wars 2』は確立された個性を持った RTS としてリリースされる。砂丘を駆けるワートホグを見た時や、海兵隊のアサルトライフルの音を聞いた時に感じる固有の親近感など、コンソール RTS として不動の地位を手に入れた前作のおかげで、次の「Halo」の RTS を作るのに必要な素材はすべて揃っている。
「RTS を家庭用ゲーム機で快適にプレイすることを可能にした『Halo Wars』の功績はとても大きいと思う」とアユーブは説明する。「そこをスタート地点として積み重ねていき、RTS がどのように変化し、どのようにしてプレイする上での重要な操作(グルーピングなど)を簡単にするかを考える。僕たちには土台となる強固な基盤があり、そこからゲームを進化させたと感じているよ」
自分のユニットを自在に動かせることはもちろん、「Halo」の世界の戦場にいるような体験ができる『Halo Wars 2』が、多くのゲームが混在する RTS のジャンルで、アイデンティティを確立できると願っている。
「RTS というジャンルの魅力を高めるために僕たちが最も重要視したのは、RTS をより早く、より白熱し、より遊びやすいものにすることだった」とアユーブは説明する。「僕は(何度も)言っているが、僕たちが作りたかったのは、激しい戦闘や美しい音声とグラフィック、そして強大な力を持つ未来の軍隊を指揮する興奮が味わえるアクション RTS なんだ」
語るべき物語

マルチプレイが進化し、偉大な RTS ゲームの続編としてリリースされる『Halo Wars 2』の敵役として登場する Atriox は、広がり続ける「Halo」の物語の中でもプレイヤーたちに大きな影響を与えそうなキャラクターである。
「個人的に面白いと感じている要素のひとつがゲームの物語で、その代表的な例が Atrioxなんだ」とアユーブは語る。「Atriox はこのゲームのために『Halo Wars 2』のチームが誕生させた、まったく新しいキャラクターなんだ。僕は深みのある悪役を生み出したくて、Atriox ではそれを実現できたと思う。彼は典型的な悪役じゃなくて、彼自身の物語と複雑な背景があり、自分は正しいことをしていると信じているんだ。その個性を彼の純粋な力と狡猾さに合わせることで、スピリット オブ ファイアと銀河全体に脅威を与える危険な敵となる」
『Halo Wars 2』の魅力は、「Halo」の世界の新たな脅威となる恐ろしい悪役の登場や、多様性に富んだ RTS のゲームプレイとキャンペーンモードの壮大なストーリーだけではない。Xbox One と Windows 10 で同時にリリースされる最初の「Halo」シリーズであり、一度購入すれば両方のプラットフォームでゲームを楽しむことができる。
「Xbox Play Anywhere 対応タイトルになるのは本当にうれしいよ」とアユーブは語る。「一度の購入でコンソールと Windows 10 PC の両方で楽しめるのは、プレイヤーにとっていいことだからね。2 つのプラットフォームでゲームを進めることができるから、場所を選ばずに『Halo Wars 2』を楽しむことができるんだ!」
343 Industries と Creative Assembly が発売日までの数カ月で『Halo Wars 2』を完成させる中、チームは一丸となって自分たちが定めたゴールに向かって進んできた。壮大な「Halo」の世界で、スピリット オブ ファイアのクルーと共に次の冒険に旅立つ時を楽しみに待っている。
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