Windows 8 および Surface with Windows RT でサポートされる Office のバージョン
原文の記事の投稿日: 2012 年 11 月 13 日 (火曜日)
Window 8
Windows 8 が発売され、Windows 8 コンピューターに展開できる Office のバージョンが気になるのではないでしょうか。Windows 8 (Windows Server 2012 でも同様) では、次のバージョンの Office がサポートされます。
- Office 2013
- Office 2010
- Office 2007
Office 2013 の展開を検討している場合は、Office 2013 のシステム要件のほか、TechNet の Office 2013 ライブラリにある互換性や展開に関するその他の情報を確認してください。
OneNote と Lync については、Office 2013 で使用できるバージョンに加え、Windows 8 のタッチ機能を利用できるように特別に設計された専用のバージョンもあります。それらのアプリはどちらも、Windows ストアで無償で提供されています。詳細については、以下を参照してください。
- Office ニュース ブログ (英語) の「Windows ストアで OneNote と Lync の提供を開始 (英語)」
- Lync アプリ
- OneNote アプリ
- Office 15 分ウェビナー シリーズ (英語) の「Windows 8 タッチ デバイスでの OneNote のデモ (英語)」
これらのアプリについては、次の点に注意してください。
- これらのアプリは、グループ ポリシーを使用して構成または管理することはできません。
- これらのアプリの更新プログラムは、Windows Update ではなく、Windows ストアで提供されます。
- これらのアプリは、Office 2013 バージョンと同じコンピューターにインストールして共存させることができます。
- OneNote アプリでは、ローカル ハード ドライブへの OneNote ファイルの保存はサポートされません。SkyDrive や SharePoint など、ネットワークの場所にファイルを保存する必要があります。
グループ ポリシーを使用すると、Windows ストアへのユーザーによるアクセスをブロックしたり、サポートされるアプリの一覧を指定したりできます。Windows ストアのグループ ポリシーの設定は、[ 管理用テンプレート\Windows コンポーネント\ストア ] にあります。詳細については、「Windows ストアへのクライアント アクセスの管理」を参照してください。
Windows 8 では、Office オンデマンド、Office Web Apps、および Office 用アプリもサポートされます。
ユーザーが使用しているその他のアプリケーションが Windows 8 で利用できるかどうかについては、Windows 互換性センターでご確認ください。
Surface with Windows RT
Windows 8 の発売と同時に、Microsoft Surface (英語) デバイスも発売されました。現在提供されている Microsoft Surface デバイスは Windows RT で動作します。Windows RT は、ARM プロセッサを搭載した PC とタブレット (Microsoft Surface など) にあらかじめインストールされている Windows 8 のエディションです。
ここで、Surface with Windows RT デバイスに Office を展開する方法についても気になるかもしれません。実際のところ、Windows RT は、Microsoft Office Home & Student 2013 RT と共に事前にインストールされています。Office Home & Student 2013 RT には、次のアプリケーションが含まれています。
- Word 2013 RT
- Excel 2013 RT
- PowerPoint 2013 RT
- OneNote 2013 RT
このバージョンの Office の機能は、PC にインストールできる Office Home & Student 2013 バージョンの機能とほとんど同じですが、いくつか違いがあります。それらの違いについては、「Office 2013 RT Preview のご紹介」の「Office 2013 RT で使用できない Office の機能にはどのようなものがありますか」を参照してください。
Office と Windows RT デバイスについての主な注意点をいくつか示します。
- Office Home & Student 2013 RT には Outlook は含まれていません。Windows RT に Internet Explorer が付属しているため、Outlook Web Access (OWA) を使用して、Exchange Server でホストされる電子メールにアクセスしてください。また、Windows RT に付属のメール アプリを使用して電子メールにアクセスすることも可能です。
- 最初に出荷された Windows RT デバイスには、Office Home & Student 2013 RT のプレビュー版が搭載されています。最終版の Office Home & Student 2013 RT の提供が開始された時点で、Windows Update によって自動的に最終版に更新されます。
- Windows RT を実行しているコンピューターに他のバージョンの Office をインストールすることはできません。これには、Office 365 ProPlus も含まれます。Windows RT にインストールできるのは、Windows ストアから入手したアプリ (OneNote アプリや Lync アプリなど) だけです。今後は、Windows 8 Pro を実行する Microsoft Surface デバイスも提供される予定です。Windows 8 Pro では、他のバージョンの Office もインストールできます。
- Windows RT では Office Web Apps と Office 用アプリもサポートされますが、プレビュー版で Office 用アプリをインストールすると問題が発生することがあります。これらの問題は、最終版の Office Home & Student 2013 RT に更新すると解決されるはずです。
- Windows RT を実行しているデバイスは、Active Directory ドメイン サービス (AD DS) ドメインに参加できません。そのため、Windows RT デバイスにインストールされた Office の構成は、グループ ポリシーを使用して管理および制御することはできません。
Windows RT および Office に関するその他の参考資料をいくつか紹介します。
- Office を Windows RT 向けに最適化する方法については、Office Next ブログ (英語) の「Windows RT 向けの Office の構築 (英語)」をご覧ください。
- Windows RT の詳細については、「Windows RT: よく寄せられる質問」を参照してください。
- ARM プロセッサ対応の Windows 8 に関する技術的な詳細については、Building Windows 8 ブログ (英語) の「ARM プロセッサ アーキテクチャ向けの Windows の構築 (英語)」を参照してください。
- Windows 8 と Windows RT の機能の比較については、Blogging Windows (英語) ブログの「Windows 8 エディションの発表 (英語)」を参照してください。
これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、「Which versions of Office are supported on Windows 8 and on Surface with Windows RT?」をご覧ください。