フェールオーバー クラスター マネージャーから既存の役割に汎用スクリプト リソースを追加する際の注意事項について
こんにちは。 Windows プラットフォーム サポートの八重樫です。
今回は、フェールオーバー クラスター マネージャーから既存の役割に汎用スクリプト リソースを追加する際の注意事項についてご案内します。
[注意事項]
フェールオーバー クラスター マネージャーを使用して既存の役割にリソースの追加を行うことができますが、
汎用スクリプト リソースを追加したタイミングで、当該役割が意図せず別クラスター ノードに移動する場合がございます。
// 既存の役割 (Test) に汎用スクリプトリソースを追加します。(所有者ノードは WS2016Node2)
// 汎用スクリプトリソース追加直後に他クラスター ノードに移動します。(所有者ノードは WS2016Node2 から WS2016Node3 に移動)
[対象環境]
Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016 のクラスター環境
[原因]
フェールオーバー クラスター マネージャーから汎用スクリプト リソースを追加した際に、フェールオーバー クラスター マネージャー (mmc.exe) より
当該役割に対して MoveGroup の API を発行するために発生いたします。
[回避方法]
汎用スクリプト リソースを追加する際に役割の移動を回避させたい場合は、フェールオーバー クラスター マネージャーからではなく PowerShell コマンドレットから追加操作で対応可能です。
汎用スクリプト リソースを追加する PowerShell コマンドレットは、以下となります。
Add-ClusterResource -Name -Group -ResourceType "Generic Script" | Set-clusterparameter -name "scriptFilepath" -value
本ブログが少しでも皆様のお役に立てますと幸いです。