TypeScript 1.0 RC と Visual Studio 2013 Update 2 CTP2 リリース
前回のブログ投稿でお知らせしていました Windows Azure のデータセンターの国内 2 拠点が、昨日の 2/26 に無事にオープンしました。
一部ではこれまでの東アジアより 3 倍以上速いなど言われているとおり、レイテンシーがかなり改善され体感的にもその速さを感じることができると思います。ぜひお試しいただければと思います。
さて、この Azure 日本データセンターのニュースの影で、実はいくつかの楽しみなアップデートがリリースされています。
その一つが、お待ちかねの方も多い TypeScript です。長い間のベータ版から抜け出し、とうとう 1.0 RC (Release Candidate) がリリースされました。
◆ Announcing TypeScript 1.0 RC : TypeScript オフィシャルブログ
コンパイラは下記の 2 つの方法で入手可能です。
- ・ TypeScript for Visual Studio 2012 and 2013 Plugin
- ・TypeScrpt npm package for node.js : “npm install -g typescript”
なお、一部では 0.9.7 というバージョン表記もされていますが、0.9.7 = 1.0 RC となります。
また、同時にリリースされた Visual Studio 2013 のアップデート CTP2 である Visual Studio 2013 Update 2 CTP2 では、正式に TypeScript がサポートされることになりました。
◆ Visual Studio 2013 Update 2 CTP2, Team Foundation Server 2013 Update 2 RC and TypeScript 1.0 RC : Somasegar’s blog
◆ ダウンロード: Visual Studio 2013 Update 2 CTP 2
いよいよ、TypeScript 1.0 正式リリースが間近になった上に、本格的に TypeScript を使える土台が整ってきたことになります。(嬉しすぎますw)
上記の Somasegar のブログにも書かれているとおり、マイクロソフトでは Visual Studio Online や XBox Music などでも本格的に使用されています。さらには、Adobe's Digital Publishing Suite などでも使われているとのことです。
日本国内でも、私の知る限りでも TypeScript を既に本格的にプロジェクトで使用されている方も多くいらっしゃいますので、いずれは事例などを紹介できればとも思っています。
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さて、早くも 2 月も終わりですね。今月はこの投稿を含め 2 回しかブログが書けなかったという記録的な不況wとなっていますが、来月は何とか復活したいな、と思っています。そして、4 月はいよいよ Build 2014、5 月は de:code です。
今回、このタイミングでの多くのリリースを見る限り、Build 2014 での数多くの発表や各種リリースなどが予想されます。期待して待ちましょ~
Build the Future with Technologies!