CentOS 7.1 環境でハングアップする事象について
CentOS 7.1 をお使いの際に、CPU 100%になる事象が発生することがあります。本記事では当問題の対処策についてお知らせいたします。
問題
Azure のテンプレートイメージから作成した CentOS 7.1をお使いの際に、マイクロソフトが実施するメモリ保護更新後にCentOS 7.1がハングアップすることがある。
原因
マイクロソフトではデータセンター内部で定期的にメンテナンスを実施しています。一部メンテナンスでは一時的に仮想マシンの状態を保護して更新を行う「メモリ保護更新」を実施しています。メモリ保護更新については、以下をご参照ください。
※「メモリ保護更新」の項目をご参照ください。
本メモリ保護更新が実施された際に、Azure のテンプレートイメージから作成した CentOS 7.1をお使いの際に、CentOS 7.1イメージ内のLinuxカーネルの問題により、OSがハングアップする事象が発生することあります。本事象は、ディスクが1つ以上アタッチされている状態で、カーネルの以下のバージョンにて事象が発生することを確認しています。
- Linux Kernel Version: 3.10.0-229.xx.xx より前のバージョン
- Linux Kernel Version: 3.10.0-327.10.1 より前のバージョン
また本事象はAzure環境に依存したものではありません。該当イメージをHyper-V環境に入れて、[チェックポイント作成] -> [適用] した場合にもハングアップする事象が発生いたします。
対処策
Linuxカーネルを更新することにより事象回避が可能です。カーネルの更新をお願いします。
$ sudo yum update kernel
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以上ご参考いただけれ幸いです。
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Microsoft Azure Support Team