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USMT の環境変数 USMT_WORKING_DIR を利用する際の注意点

こんにちは。Windows サポート チームの矢澤です。
今回は USMT (User State Migration Tool) にて指定する環境変数 "USMT_WORKING_DIR" を利用する際の注意事項についてご案内いたします。

USMT のscanstate.exe および loadstate.exe を実行する際には、既定では %TEMP% ディレクトリ配下に作業ディレクトリが作成され利用されます。オフライン移行を実施する際には、環境変数 "USMT_WORKING_DIR" を利用して、作業ディレクトリを以下のように指定する場合があります。

 

 

scanstate.exe および loadstate.exe の仕様として、スキャンやロードを実行中にこの作業ディレクトリが利用されますが、スキャンやロードが終了した際に、この作業ディレクトリ配下のフォルダー、ファイルを全て削除いたします。そのため、環境変数 "USMT_WORKING_DIR" に指定するディレクトリに「scanstate.exe および loadstate.exe が格納されているディレクトリ」や「必要なファイルが保存されているディレクトリ」を指定した場合には、scanstate.exe および loadstate.exe の実行完了後に指定したディレクトリ配下のフォルダー、ファイルが全て削除されますので、環境変数 "USMT_WORKING_DIR" に指定するディレクトリは削除されても問題のないフォルダー、もしくは新規にフォルダーを作成した上でご指定ください。

 

// 参考情報
オフライン移行リファレンス Step-by-Step: Offline Migration with USMT

 

// 特記事項
本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。
コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。