新しく投入された Azure のサービスが、現在どのリージョンで使えるのかを調べる方法
Azure で新たに投入されるサービスは、世界同時展開ではなく、状況に応じて順次展開していきます。
展開の単位はリージョンです。たとえば日本では、東日本リージョン(Japan East)と西日本リージョン(Japan West)が該当します。
日本からは、国内リージョンのみならず、海外のリージョンも利用できます。
さて、たとえば Azure Search を利用したくなった場合、現在どこのリージョンを選択できるのでしょうか?
いくつかの方法がありますが、ここでは新しく登場した ARM, Azure Resource Manager を使って、Azure PowerShell で確認してみましょう。
Azure PowerShell を開き、まずは Azure に接続して認証を済ませます。
PS > Add-AzureAccout
次に、ARM へのモード切替を行います。### この操作は将来不要になる予定です。
PS > Switch-AzureMode -Name AzureResourceManager
そして、各種サービスが提供されているリージョンの一覧を見てみましょう。
PS > Get-AzureLocation
Name Locations LocationsString
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ResourceGroup {East Asia, South East Asia, East US, Wes... East Asia, South East Asia, East US, West...
Microsoft.ApiManagement/service {Australia East, Australia Southeast, Cen... Australia East, Australia Southeast, Cent...
Microsoft.AppService/apiapps {East US, West US, South Central US, Nort... East US, West US, South Central US, North...
Microsoft.AppService/appIdentities {East US, West US, South Central US, Nort... East US, West US, South Central US, North...
以下略。
ご推察のとおり、Name に各種サービス、Locations, LocationString にそのサービスが使えるリージョンが入ります。
最初のうちは、どのサービスがどのような Name になるのか判断しにくいのですが、そのうち慣れていただけると思います。
最後に、今回の目的である、Azure Search が、当投稿執筆時現在、どこのリージョンで利用できるのか、調べてみましょう。
PS > Get-Azurelocation | Where-Object Name -EQ Microsoft.Search/searchServices | Format-Table -Wrap
Name Locations LocationsString
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Microsoft.Search/searchServices {West US, East US, North Europe, West Europe West US, East US, North Europe, West Europe,
...} Southeast Asia, East Asia, North Central US
, South Central US
同様に、他のサービスの状況は、-EQ 以降の Microsoft.Search/searchServices を該当する Name に置き換えることで調べられます。