SkyDrive Pro に関する 5 つの質問
原文の記事の投稿日: 2012 年 10 月 5 日 (金曜日)
こんにちは、SharePoint チームのシニア マーケティング マネージャー、Tejas Mehta です。
私たちは 7 月に、SkyDrive Pro を含む新しい SharePoint を発表しました。このプレビュー版が好調な中、SkyDrive Pro に関する補足情報を提供したいと思います。この投稿では、お客様やパートナーから聞かれる一般的な質問のいくつかに回答します。ここで SharePoint に言及するときには、現在プレビュー版として提供されている新しい SharePoint Server 2013 バージョンを指していることを念頭に置いてください。
1. SkyDrive と SkyDrive Pro の違いについて教えてください
SkyDrive は、個人用ファイルをクラウドに対して、またデバイス間で同期するユーザー向けのサービスです。SkyDrive は、個人の場合は無料で利用でき、Office 365 Home Premium (英語) に含まれています。6,000 万人を超えるユーザーが利用する SkyDrive は、個人用クラウド ストレージの代名詞となっています。これを使用すれば、異なるデバイス間で同じドキュメントにアクセスできます。新しい Office では、SkyDrive が既定の保存先であり、ファイルの作成、保存、他者との共有が容易になっています。
SkyDrive Pro** は、組織がそのユーザーに向けにプロビジョニングと管理を行うドキュメント ストレージ サービスです。多くの Office 365 プランと共に提供されるサービスとして、また、新バージョンの SharePoint では設置型サービスとして提供される予定です。
SkyDrive Pro は、コンシューマー向け製品と同様に、ユーザーが作業ドキュメントを SharePoint からクラウドに同期することができ、外出先ではオフラインでドキュメントを使用することもできます。ユーザーは、異なるデバイス間でドキュメントにアクセスしたり編集したりできます。ファイルは、オンラインに接続したときに自動的に SkyDrive Pro と同期されます。
SkyDrive Pro のセットアップ後は、Office デスクトップ アプリケーションから SkyDrive Pro にドキュメントを直接保存するか、SharePoint から直接同期することができます。
2. マイクロソフトはなぜ SkyDrive Pro という名前にしたのですか?
個人ユーザーがコンシューマー向けとビジネス向けの製品を区別できるように、とにかくシンプルにしたいと考えました。無料の個人用クラウド ストレージを探している個人ユーザーの場合、SkyDrive が最適な選択肢です。包括的な企業向けスイートの一部としてユーザーに個人用クラウド ストレージを提供したい企業の場合は、SkyDrive Pro が最適です。SkyDrive Pro は SharePoint の機能の 1 つなので、共同編集、バージョン管理、ワークフローなど、SharePoint で提供される優れたドキュメント管理機能すべてを利用できます。
3. SkyDrive Pro は SharePoint Workspace とどのように違うのですか?
マイクロソフトは、SkyDrive に対するこれらの新しい投資によって、SharePoint Workspace の新バージョンの出荷を停止する予定であり、SharePoint Workspace は Office 2013 リリースには含まれていません。SkyDrive Pro は、ほとんどのお客様が SharePoint Workspace で現在使用している理由であるオフラインのドキュメント同期機能を備えています。それ以外の、SharePoint Workspace にはあるが SkyDrive Pro にはない機能を必要とするお客様向けには、SharePoint Workspace 2010 は引き続き、SharePoint Online を含め、SharePoint 2010 環境と SharePoint 2013 環境で動作し、SkyDrive Pro と共存して実行できます。共存機能を有効にするためには SharePoint Workspace 2010 の更新プログラムが必要です。こちら (英語) で入手できます。
4. SkyDrive Pro でユーザーに提供される容量を教えてください
SharePoint Online では、各ユーザーに 7 GB の個人用記憶域容量が割り当てられます。設置型の SharePoint 2013 環境では、ユーザーあたりの記憶域容量は、管理者が管理できる構成可能なパラメーターです。
5. SkyDrive Pro の使用方法を教えてください
SkyDrive Pro は、ほとんどの Office 2013 製品および Office 365 製品に含まれています。SharePoint では、最上部のナビゲーション バーで SkyDrive を選択すると、作業に関連するすべてのドキュメントが保存される SkyDrive Pro フォルダーに移動します。ナビゲーション バーの右上にある [同期] を選択すると、このフォルダー内のファイルがユーザーのローカル コンピューターに同期されます。このように、とてもシンプルです。
また、SkyDrive Pro はユーザーの個人用 SharePoint ライブラリに限定されません。適切なアクセス許可を持っている任意のドキュメント ライブラリを同期できます。
また、デスクトップ上で操作を開始すれば、SkyDrive および SkyDrive Pro の能力とアクセシビリティを理解できるでしょう。次のスクリーンショットは、Windows エクスプローラーでお気に入りとして追加した場合の、デスクトップ上での SkyDrive と SkyDrive Pro の違いを分かりやすく示しています。SkyDrive Pro は Office 365 上の SkyDrive @ Contoso (テナント名の例として Contoso を使用しています) として表示され、設置型インスタンスの場合の SkyDrive Pro と同じようにシンプルです。
SkyDrive Pro と SharePoint を使用すると、外出先でも常にドキュメントの共有とアクセスが可能になります。
お試しください!
SharePoint の他の多くの機能とともに SkyDrive Pro をお試しください。Office 365 Preview の新しい SharePoint Online または SharePoint Server プレビューをお試しいただき、下記のコメント欄からフィードバックをお送りください。
これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は「5 Questions about SkyDrive Pro!」をご覧ください。