[MEMO] WebMatrix は PHP on Windows Azure の開発環境としてもアリ
PHP on Windows Azure の開発環境を構築する場合、(1) Web サーバー(IIS)、(2) PHP ランタイム (3) SQL Server (4) ツール がローカルに必要ですが、PHP on Windows Azure の第一歩というであれば WebMatrix(IIS Express + PHP + ツール) + SQL Azure の構成で十分です。以下、個人的な感想です。
- 環境構築がとても簡単でした。
- 入力支援機能はない(次期バージョンでは搭載)が、コードが色分けされていてみやすいです。
- SQL Azure のデータベースも WebMatrix から Excel 感覚で操作可能です。
- SQL Azure 側で PHP 用のデータベース接続文字列が提供されています(pwd の値は要変更)。
- PHP デバッガーが搭載されているともっと使いやすいと思われます。
- SQL Azure の利用料金を意識しておく必要あります。
なお、今回の環境構築に必要な作業は以下の 3 ステップです。
- WebMatrix のインストール手順
- IIS Express 用 SQL Server Driver 2.0 for PHP 5.x: Web Platform Installer 経由でのインストール
- Windows Azure サブスクリプション申し込み~サービス利用 Step by Step
また、Windows Azure へのデプロイには、Windows Azure SDK for PHP を利用します。デプロイの手順は以下の通りです。
https://phpazure.codeplex.com/ から Windows Azure SDK for PHP をダウンロードし、zip ファイルを展開し適切な場所に移動します。
(私は、C:\Program Files\Windows Azure SDK for PHP に置きました)Windows Azure SDK for PHP フォルダー下にある bin フォルダーにあるファイルを実行しやすくするため Path を通します。
コマンドプロンプトから下記コマンドを実行し、Windows Azure 用のプロジェクトのひな型を作ります。
scaffolder run -out=``"C:\temp\WindowsAzurePHPApp"
WebMatrix でコーディングした PHP ファイルを PhpOnAzure.Web フォルダーにコピーします。
そして、下記コマンドを実行し、Windows Azure にデプロイするパッケージと構成ファイルを生成します。package create-in="C:\temp\WindowsAzurePHPApp"-out="C:\temp\WindowsAzurePHPApp\build" -dev=false'
Windows Azure 管理ポータルから パッケージと構成ファイルを選択してデプロイします。
武田正樹