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クイックスタート: Data Explorer を使用して分析する (プレビュー)

この記事では、Azure Synapse 向けの Data Explorer を使用して、データを読み込んで分析する基本的な手順について説明します。

Data Explorer プールを作成する

  1. Synapse Studio の左側のペインで、[管理][Data Explorer プール] を選びます。

  2. [新規] を選び、 [基本] タブで、以下の詳細を入力します。

    設定 推奨値 説明
    Azure Data Explorer プール名 contosodataexplorer これは、Azure Data Explorer プールに付けられる名前です。
    ワークロード コンピューティング最適化 このワークロードにより、CPU から SSD へのストレージの比率が高くなります。
    ノード サイズ 小 (4 コア) このクイックスタートのコストを削減するために、最小サイズに設定します

    重要

    Azure Data Explorer プールで使用できる名前には、特定の制限があることに注意してください。 この名前には、4 文字から 15 文字の間で小文字と数字のみを含める必要があります。また、先頭は文字で始める必要があります。

  3. [確認と作成][作成] の順に選択します。 Azure Data Explorer プールのプロビジョニング プロセスが開始されます。

Data Explorer データベースを作成する

  1. Synapse Studio の左側のペインで、 [データ] を選びます。

  2. + (新しいリソースの追加) > [Data Explorer データベース] を選び、次の情報を貼り付けます。

    設定 推奨値 説明
    プール名 contosodataexplorer 使用する Data Explorer プールの名前
    Name TestDatabase データベース名はクラスター内で一意である必要があります。
    既定のリテンション期間 365 クエリにデータを使用できることが保証される期間 (日数) です。 期間は、データが取り込まれた時点から測定されます。
    既定のキャッシュ期間 31 頻繁にクエリされるデータが、長期ストレージではなく SSD ストレージまたは RAM で利用できるように保持される期間 (日数) です。
  3. [作成] を選択してデータベースを作成します。 通常、作成にかかる時間は 1 分未満です。

サンプル データを取り込み、単純なクエリで分析する

  1. Synapse Studio の左側のペインで、 [開発] を選びます。

  2. [KQL スクリプト] で、[+] (新しいリソースの追加) >[KQL スクリプト] を選びます。 右側のウィンドウで、スクリプト名を指定できます。

  3. [接続先] メニューで、[contosodataexplorer] を選択します。

  4. [データベースの使用] メニューで、 [TestDatabase] を選びます。

  5. 次のコマンドを貼り付け、[実行] を選択して、StormEvents テーブルを作成します。

    .create table StormEvents (StartTime: datetime, EndTime: datetime, EpisodeId: int, EventId: int, State: string, EventType: string, InjuriesDirect: int, InjuriesIndirect: int, DeathsDirect: int, DeathsIndirect: int, DamageProperty: int, DamageCrops: int, Source: string, BeginLocation: string, EndLocation: string, BeginLat: real, BeginLon: real, EndLat: real, EndLon: real, EpisodeNarrative: string, EventNarrative: string, StormSummary: dynamic)
    

    ヒント

    テーブルが正常に作成されたことを確認します。 左側のペインで、[データ] を選び、contosodataexplorer のその他のメニューを選び、[最新の情報に更新] を選択します。 [contosodataexplorer][テーブル] を展開し、StormEvents テーブルが一覧に表示されていることを確認します。

  6. 次のコマンドを貼り付け、[実行] を選択して、StormEvents テーブルにデータを取り込みます。

    .ingest into table StormEvents 'https://kustosamples.blob.core.windows.net/samplefiles/StormEvents.csv' with (ignoreFirstRecord=true)
    
  7. 取り込みが完了したら、次のクエリに貼り付けて、ウィンドウでクエリを選択し、[実行] を選択します。

    StormEvents
    | sort by StartTime desc
    | take 10
    

    取り込まれたサンプル データから次のクエリ結果が返されます。

    サンプル データに対して実行されたクエリの結果

次の手順