次の方法で共有


<limits> 列挙型

float_denorm_style

この列挙体では、小さすぎて、正規化された値としては表現できない非正規化された浮動小数点値を表現するために、実装で選択できるさまざまなメソッドを記述します。

enum float_denorm_style {
    denorm_indeterminate = -1,
    denorm_absent = 0,
    denorm_present = 1    };

戻り値

この列挙型は以下を返します。

  • 変換時に非正規化形式の有無を特定できない場合は denorm_indeterminate

  • 非正規化形式が存在しない場合は denorm_absent

  • 非正規化形式が存在する場合は denorm_present

この列挙型の値にアクセスする例については、「numeric_limits::has_denorm」を参照してください。

float_round_style

この列挙体では、浮動小数点値を整数値に丸めるために、実装で選択できるさまざまなメソッドを記述します。

enum float_round_style {
    round_indeterminate = -1,
    round_toward_zero = 0,
    round_to_nearest = 1,
    round_toward_infinity = 2,
    round_toward_neg_infinity = 3    };

戻り値

この列挙型は以下を返します。

  • 丸め方法を決定できない場合は round_indeterminate

  • ゼロに丸める場合は round_toward_zero

  • 最も近い整数値に丸める場合 round_to_nearest

  • 0 から離れるように丸める場合は round_toward_infinity

  • 負の整数に丸める場合は round_toward_neg_infinity

この列挙型の値にアクセスする例については、「numeric_limits::round_style」を参照してください。