<Thread_UseAllCpuGroups> 要素

ランタイムによって、すべての CPU グループにマネージド スレッドを分散するかどうかを指定します。

configuration
  runtime
    <Thread_UseAllCpuGroups>

構文

<Thread_UseAllCpuGroups
   enabled="true|false"/>

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明
enabled 必須の属性です。

ランタイムによって、すべての CPU グループにマネージド スレッドを分散するかどうかを指定します。

enabled 属性

[値] 説明
false ランタイムは、複数の CPU グループにマネージド スレッドを分散しません。 既定値です。
true コンピューターに複数の CPU グループがあり、<GCCpuGroup> 要素が有効になっている場合、ランタイムは、複数の CPU グループにマネージド スレッドを分散します。

子要素

なし。

親要素

要素 説明
configuration 共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。
runtime アセンブリのバインディングとガベージ コレクションに関する情報が含まれています。

解説

コンピューターに複数の CPU グループがある場合、この要素を有効にすると、ランタイムは、すべての CPU グループにマネージド スレッドを分散します。 この機能を使用するには、すべての CPU のグループにガベージ コレクションを拡張し、ヒープの作成時および調整時にすべてのコアを考慮する <GCCpuGroup> 要素も有効にする必要があります。 <GCCpuGroup> 要素を有効にするには、<gcServer> 要素も有効にする必要があります。 これらの要素が有効でない場合、<Thread_UseAllCpuGroups> 要素を有効にしても効力はありません。

次の例は、複数の CPU グループのサポートを有効にする方法を示しています。

<configuration>
   <runtime>
      <Thread_UseAllCpuGroups enabled="true"/>
      <GCCpuGroup enabled="true"/>
      <gcServer enabled="true"/>
   </runtime>
</configuration>

関連項目