New-Item コマンドレットの使用

新規のファイルまたはフォルダの作成

New-Item を使用すると、コンピュータに新規のファイルまたはフォルダを簡単に作成できます。たとえば、C:\Scripts フォルダ内に Windows PowerShell という新規ディレクトリを作成するとします。この場合、New-Item に 1) 新規フォルダへのフル パスと 2) 新規アイテムの種類 (-type パラメータと値 directory を指定できます) を付加します。このときのコマンドは次のようになります。

New-Item "c:\scripts\Windows PowerShell" -type directory

新規ファイルを作成するには、同じ手順に従ってフル パス名を指定しますが、今度は file の種類を設定します。次のコマンドでファイル C:\Scripts\New_file.txt が作成されます。

New-Item c:\scripts\new_file.txt -type file

作成しようとするアイテムが既に存在する場合、次のようなエラー メッセージが返されます。

New-Item : ファイル 'C:\scripts\new_file.txt' は既に存在します。

ただし、-force パラメータを指定することで、この既定の動作を無効にできます。

New-Item c:\scripts\new_file.txt -type file -force

-force を使用すると、既存ファイル New_file.txt は新規の空ファイルで置換されます。

また、新規の空ファイルについては、-value パラメータを使用して何らかのデータを新規ファイルに追加することもできます。次のコマンドを使用すると、New_file.txt の作成時に、「This is text added to the file」という文が追加されます。

New-Item c:\scripts\new_file.txt -type file -force -value "This is text added to the file"
New-Item のエイリアス
  • ni

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