> 迷惑メール
迷惑メールによって、ネットワークの負荷が高くなったり、電子メール サーバーのパフォーマンスが低下したり、不要なメッセージや画像でメールボックスがいっぱいになったりする場合があります。Outlook Web App では、電子メール アドレスとドメインの一覧を、信頼できるものと信頼できないものとに分けて作成し管理することで、不要な迷惑メッセージを防止することができます。
注意
このトピックの内容は、Outlook Web App Light に適用されます。標準バージョンの Outlook Web App 向けのこの機能の説明については、次を参照してください。 迷惑メールの設定.
迷惑メール フィルターが受信メッセージをチェックする際は、ドメインよりも電子メール アドレスが優先されます。たとえば、contoso.com ドメインが [受信拒否リスト] にあり、someone@contoso.com という電子メール アドレスが [差出人セーフ リスト] にあるとします。この場合、someone@contoso.com というアドレスからの電子メール メッセージは受信トレイへの配信を許可されますが、ドメインが contoso.com のこれ以外の電子メール アドレスからのメッセージはすべて迷惑メール フォルダーに配信されます。
注意
[差出人セーフ リスト] または [受信拒否リスト] にドメインを入力する際、アットマーク (@) を含める必要はありません。自動的に追加されます。
[差出人セーフ リスト]、[受信拒否リスト]、および [宛先セーフ リスト] に対する変更は、入力時に自動的に保存されます。[迷惑メール] の他の設定を変更した場合、新しい設定を保存するには、[保存] をクリックする必要があります。[保存] をクリックしないで [オプション] の [迷惑メール] ページを終了しようとすると、確認メッセージが表示され、変更を保存しないでページを終了する場合は [OK] を、終了を取り消す場合は [キャンセル] をクリックするよう指示されます。
迷惑メールを処理しない 迷惑メールのフィルター処理を無効にするには、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、不要で迷惑なメッセージを制御できなくなります。セキュリティの観点から、迷惑メール フィルターを無効にすることはお勧めしません。
自動的に迷惑メールを処理する 迷惑メール フィルターを有効にするには、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、メールボックスでフィルター処理が有効になり、差出人セーフ リスト、受信拒否リスト、および宛先セーフ リストを使用して電子メール メッセージがフィルター処理されます。迷惑メールの可能性があると識別された電子メール メッセージは、迷惑メール フォルダーに移動されます。セキュリティの観点から、迷惑メール フィルターは有効にすることをお勧めします。既定では、迷惑メール フィルターはオンになっています。
注意
[迷惑メール] フォルダーを空にした場合、または、[迷惑メール] フォルダーからアイテムを削除した場合、そのアイテムは [削除済みアイテム] フォルダーに移動されます。
差出人セーフ リスト
差出人セーフ リストのメンバーは、ユーザーが電子メール メッセージの受信を希望するドメインまたは人物です。
- 送信者をこの一覧に追加するには、[差出人セーフ リスト] で、テキスト ボックス内をクリックし、電子メール アドレスまたはドメインを入力して、[追加] をクリックします。
- 一覧の送信者を変更するには、その送信者を選択し、[編集] をクリックします。テキスト ボックス内のエントリを変更し、[追加] をクリックします。
- 連絡先をセーフ リストのメンバーとして含めるには、[連絡先からの電子メールも信頼する] チェック ボックスをオンにします。既定では、このオプションが選択されています。
- 一覧から送信者を削除するには、その送信者を選択し、[削除] をクリックします。
受信拒否リスト
受信拒否リストのメンバーは、電子メール メッセージの受信を拒否する対象のドメインまたは人です。[受信拒否リスト] に登録されている電子メール アドレスまたはドメインからの受信メッセージは、迷惑メール フォルダーに直接送信されます。
- 送信者をこの一覧に追加するには、[受信拒否リスト] で、テキスト ボックス内をクリックし、電子メール アドレスまたはドメインを入力して、[追加] をクリックします。
- 一覧の送信者を変更するには、その送信者を選択し、[編集] をクリックします。テキスト ボックス内のエントリを変更し、[追加] をクリックします。
- 一覧から送信者を削除するには、その送信者を選択し、[削除] をクリックします。
宛先セーフ リスト
宛先セーフ リストには、自身がメンバーであるグループ、および電子メール メッセージの受信を希望するグループが含まれます。個々の電子メール アドレスを [宛先セーフ リスト] に追加することもできます。受信者はメッセージの対象の宛先です。個々のメールボックスやグループも受信者にできます。たとえば、許可の対象となる宛先は必ずしも自分とは限らず、特定の人物宛てに送信されたメッセージを許可することもできます。
- 受信者をこの一覧に追加するには、[宛先セーフ リスト] でテキスト ボックスをクリックし、電子メール アドレスまたはドメインを入力して、[追加] をクリックします。
- 一覧の受信者を変更するには、その受信者を選択し、[編集] をクリックします。テキスト ボックス内のエントリを変更し、[追加] をクリックします。
- 一覧から受信者を削除するには、その受信者を選択し、[削除] をクリックします。
差出人セーフ リストまたは宛先セーフ リストに登録されていない送信者からの電子メール、または組織外の送信者からの電子メールは、すべて迷惑メールとして処理する [差出人セーフ リスト] にも [宛先セーフ リスト] にも定義されていない送信者からの電子メール メッセージや、組織外からの電子メール メッセージをすべて迷惑メールとして処理する場合は、このオプションを選択します。迷惑メールとして識別された電子メール メッセージは、[迷惑メール] フォルダーに移動されます。
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