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Storage Analytics

Azure Storage Analytics では、ストレージ アカウントのログが実行されます。 このデータを使用して、要求のトレース、使用傾向の分析、ストレージ アカウントの問題の診断を行うことができます。

Note

Storage Analytics では、ログのみがサポートされます。 Storage Analytics のメトリックは廃止されました。 「Azure Monitor のメトリックに移行する」を参照してください。 Storage Analytics ログは引き続きサポートされますが、Microsoft では、Storage Analytics ログの代わりに、Azure Monitor の Azure Storage ログを使用することをお勧めしています。 詳細については、以下のいずれかの記事をお読みください。

Storage Analytics を使用するには、監視するサービスごとに Storage Analytics を個別に有効にする必要があります。 これは、Azure portal から有効にできます。 詳細については、「Azure portal でのストレージ アカウントの監視」をご覧ください。 また、プログラムから REST API またはクライアント ライブラリを使用して有効にすることもできます。 各サービスに対して Storage Analytics を有効にするには、Set Blob Service PropertiesSet Queue Service PropertiesSet Table Service PropertiesSet File Service Properties の各操作を使用します。

集計ログ データは、Blob service と Table service の API を使用してアクセスできる既知の BLOB に格納されます。

ストレージ アカウントの合計の制限とは別に、Storage Analytics には、格納されたデータの量に関して 20 TB の制限があります。 ストレージ アカウントの制限の詳細については、「Standard Storage アカウントのスケーラビリティとパフォーマンスのターゲット」を参照してください。

Storage Analytics や他のツールを使用した Azure Storage 関連の問題の特定、診断、トラブルシューティングに関する詳しいガイドについては、「Microsoft Azure Storage の監視、診断、およびトラブルシューティング」をご覧ください。

Storage Analytics の課金

ログ データで使用されるストレージの量は課金対象です。 ログの BLOB の作成要求も課金対象です。

データ保持ポリシーを構成している場合は、古いログ データを削除すると支出を削減できます。 保持ポリシーの詳細については、「Storage Analytics のデータ保持ポリシーの設定」をご覧ください。

課金の対象となる要求について

アカウントのストレージ サービスに対して実行されるそれぞれの要求は、課金対象の要求とそうでない要求とに分けられます。 Storage Analytics は、サービスに対するすべての要求をそれぞれログに記録します。たとえば、要求がどのように処理されたかを示すステータス メッセージも記録されます。 Azure Storage の課金について - 帯域幅、トランザクション、容量に関する記事を参照してください。

Storage Analytics のデータで課金対象の要求を調べるときには、「Storage Analytics によって記録される操作やステータス メッセージ 」の表が参考になります。 手元のログ データをステータス メッセージと比較して、特定の要求が課金対象であったかどうかを確認できます。 この表は、ストレージ サービスまたは特定の API 操作の可用性を調べるときにも利用できます。

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