変更データを取得および理解する

適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime

変更データの増分読み込みを実行する Integration Services パッケージのデータ フローにおいて、最初のタスクは、変更データを取得するクエリを実行することです。 このクエリは、データ フロー タスクの変換元コンポーネント内で実行します。 その後、下流にある変換や変換先を使用して、変更データを変換先に適用できます。

Note

テーブル値関数を含むクエリの作成は、変更データの増分読み込みを実行するパッケージを作成するプロセスにおける 3 番目の手順です。 このクエリの詳細については、「 変更データを取得する関数を作成する」を参照してください。 変更データの増分読み込みを実行するパッケージを作成するプロセス全体の説明については、「変更データ キャプチャ (SSIS)」を参照してください。

データ フロー タスクの追加

パッケージのデータ フローでは、変更データを取得し、行われた変更の種類に基づいて行を分割し、変更を変換先に適用します。

データ フロー タスクをパッケージに追加するには

1. SQL Server Data Tools (SSDT)の [制御フロー] タブで、データ フロー タスクを追加します。

2. クエリ文字列を準備した先行タスクをデータ フロー タスクに連結します。

変更をクエリで取得するための変換元コンポーネントの構成

変換元コンポーネントは、変数に格納されている準備済みのクエリ文字列を使用して、変更データを取得するテーブル値関数を呼び出します。

Note

変数に格納されている準備済みのクエリ文字列の詳細については、「 変更データのクエリを準備する」を参照してください。 変更データを取得するテーブル値関数の詳細については、「 変更データを取得する関数を作成する」を参照してください。

変更データを取得するように OLE DB ソースを構成するには

1. SQL Server Data Tools (SSDT)の [データ フロー] タブで、OLE DB ソースを追加します。

2. [OLE DB ソース エディター]の [接続マネージャー] ページで、次のオプションを選択します。

   1. ソース データベースへの有効な接続を構成します。

   2. [データ アクセス モード]で [変数からの SQL コマンド]を選択します。

   3. [変数名]で [User::SqlDataQuery]を選択します。

3. [OLE DB ソース エディター]の [列] ページで、必要なすべての列が出力列にマップされていることを確認します。

次の手順

変更データを取得するように OLE DB ソースを構成したら、次の手順で、パッケージのデータ フローのデザインを開始します。

次のトピック:挿入、更新、および削除を処理する