次の方法で共有


HealthCheckTimeout プロパティ設定の構成

適用対象: SQL Server

HealthCheckTimeout 設定を使用して、SQL Server リソース DLL が sp_server_diagnostics ストアド プロシージャによって返される情報を待機する時間を、ミリ秒単位で指定できます。この待機時間を経過すると、AlwaysOn フェールオーバー クラスター インスタンス (FCI) は応答不能としてレポートされます。 タイムアウトの設定に加えられた変更は直ちに有効になり、SQL Server リソースを再起動する必要はありません。

始める前に

制限事項と制約事項

このプロパティの既定値は 30,000 ミリ秒 (30 秒) です。 最小値は 15,000 ミリ秒 (15 秒) です。

セキュリティ

アクセス許可

ALTER SETTINGS 権限および VIEW SERVER STATE 権限が必要です。

PowerShell の使用

HealthCheckTimeout 設定を構成するには
  1. [実行管理者として実行] から高度な権限で Windows PowerShell を起動します。

  2. FailoverClusters モジュールをインポートしてクラスター コマンドレットを有効にします。

  3. Get-ClusterResource コマンドレットを使用して SQL Server リソースを検索し、次に Set-ClusterParameter コマンドレットを使用してフェールオーバー クラスター インスタンスの HealthCheckTimeout プロパティを設定します。

ヒント

新しい PowerShell ウィンドウを開くたびに、 FailoverClusters モジュールをインポートする必要があります。

例 (PowerShell)

次の例では、 SQL Server リソース "SQL Server (INST1)" の HealthCheckTimeout 設定が 60000 ミリ秒に変更されます。

Import-Module FailoverClusters  
  
$fci = "SQL Server (INST1)"  
Get-ClusterResource $fci | Set-ClusterParameter HealthCheckTimeout 60000  
  

フェールオーバー クラスター マネージャー スナップインの使用

HealthCheckTimeout 設定を構成するには

  1. フェールオーバー クラスター マネージャー スナップインを開きます。

  2. [サービスとアプリケーション] を展開し、FCI を選択します。

  3. [その他のリソース] の下の [SQL Server リソース] を右クリックし、表示されるメニューの [プロパティ] をクリックします。 SQL Server リソースの [プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [プロパティ] タブをクリックし、 [HealthCheckTimeout] プロパティに適切な値を入力し、 [OK] をクリックして変更を適用します。

Transact-SQL の使用

ALTER SERVER CONFIGURATIONTransact-SQL ステートメントを使用すると、HealthCheckTimeOut プロパティ値を指定できます。

例 (Transact-SQL)

次の例では、HealthCheckTimeout オプションを 15,000 ミリ秒 (15 秒) に設定します。

ALTER SERVER CONFIGURATION   
SET FAILOVER CLUSTER PROPERTY HealthCheckTimeout = 15000;  

参照

Failover Policy for Failover Cluster Instances