仮想ネットワーク内にないクラウド サービスを仮想ネットワークに移行する
レガシ クラウド サービスの中には、仮想ネットワークのサポートなしで引き続き実行されているものがあります。 ポータルを介して直接移行するプロセスもありますが、移行前に考慮すべき特定の事項があります。 この記事では、仮想ネットワークのサポートがないクラウド サービスを、クラウド サービスがサポートされている仮想ネットワークに移行するプロセスを説明します。
このアプローチの利点
- 構成を変更する必要がありません。 同じ構成を使用してステージング環境をデプロイできます。
- DNS とパブリック IP アドレスが保持されます。
- ダウンタイムが少なくなります。
Azure portal を使用した移行手順
移行先の仮想ネットワークと同じリージョンに、非仮想ネットワーク クラシック クラウド サービスを作成します。 Azure portal で、[ステージング] ドロップダウンを選択します。
[ステージング] ドロップダウンの横にある [アップロード] を選択して、既存のデプロイと同じ構成でデプロイを作成します。 プラットフォームによって、ステージング スロットに既定の仮想ネットワーク デプロイが作成されます。
ステージング デプロイが作成されると、URL、IP アドレス、ラベルが設定されます。 ステージング デプロイのデプロイ名、デプロイ ID、パブリック IP アドレスは、運用環境のデプロイとは異なります。
データを確認したら、[スワップ] を選択して、運用環境とステージングのデプロイを入れ替えます。 この操作では、両方のデプロイがスワップされます。 スワップ後、運用環境デプロイの DNS と IP アドレスを持つステージング デプロイが運用スロットに配置され、運用環境デプロイがステージング スロットに配置されます。
これで、ステージング スロットを安全に削除できます。
クラウド サービス移行操作をトリガーします。
次のステップ
- クラシックから Azure Resource Manager への IaaS リソースのプラットフォームでサポートされる移行の概要
- Azure portal を使用して Cloud Services (延長サポート) に移行する
- PowerShell を使用して Cloud Services (延長サポート) に移行する