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CChkSGFiles.ErrInit 関数

適用対象: Exchange Server 2003 |Exchange Server 2007 |Exchange Server 2010 |Exchange Server 2013

確認するデータベース、およびトランザクション ログ ファイルのパスとベース名を指定することで CChkSGFiles オブジェクトを初期化します。 アプリケーションでは、New 関数の呼び出しが成功した直後に、この関数を呼び出す必要があります。

Vitual ERRErrInit  
(
    Const WCHAR  * const rgwszDb[],
    Const ULONGcDB,
    __in_z const WCHAR  * const wszLogPath,
    __in_z const WCHAR  * const wszBaseName,
    Const ULONGulFlags = NO_FLAGS
);

パラメーター

rgwszDb[]

入力パラメーター。 確認するデータベースを指定する配列。 各配列要素には、確認するデータベースのパスとファイル名を NULL で終了する Unicode 文字列で格納します。

Cdb

入力パラメーター。 rgwszDb 配列に含まれる有効なデータベース パスの要素数。

wszLogPath

入力パラメーター。 確認するトランザクション ログ ファイルのフルパス (NULL で終了する Unicode 文字列の形式)。

wszBaseName

入力パラメーター。 Exchange トランザクション ログ ファイルの 3 文字のベース名 (NULL で終了する Unicode 文字列の形式)。

ulFlags

オプションの入力パラメーター。 この値は、今後の使用のために予約されています。 このパラメーターで渡された値は 0 (ゼロ) になります。

戻り値

ERR 列挙型のエラー コード。

注釈

ErrInit 関数により、確認するデータベースとログ ファイルを登録します。 この関数は、New 関数が呼び出された直後に呼び出す必要があり、その後で、それ以外の ChkSGFiles 関数を呼び出します。

すべてのデータベースの名前、ログ ファイルのパス、およびベース名を NULL で終了する Unicode 文字列で指定する必要があります。

データベース ファイルのみ、ログ ファイルのみ、またはデータベースとログ ファイルの両方を確認できます。 ただし、この関数を呼び出す場合、アプリケーションはチェックするエンティティを少なくとも 1 つ指定する必要があります。 cDB に 0 (ゼロ) を渡し、wszLogPath に NULL を渡すとエラーが返されます。

cDB の値が 0 (ゼロ) 以外の場合に、rgwszDb で NULL を渡すとエラーになります。 データベース ファイルを確認する場合、アプリケーションではデータベース名を指定する必要があります。

wszBaseName に NULL が渡されていても、wszLogPath* が NULL でない場合は、エラーが返されます。 ログ ファイルを確認する場合は、必ずログ ファイルのベース名が必要になります。

マルチスレッド アプリケーションで CHKSGFILES を使用している場合は、そのアプリケーションのシングルスレッドの部分で ErrInit 関数を呼び出す必要があります。また、その関数は CCheckSGFiles オブジェクトごとに 1 回だけ呼び出すことができます。

要件

Exchange 2013 には、CHKSGFILES API の 64 ビット バージョンのみが含まれています。

アプリケーションを実行しているアカウントには、確認するデータベースとログ ファイルに対する読み取りアクセス許可が必要です。