ld (シンボルの読み込み)
ld コマンドは、指定されたモジュールのシンボルを読み込み、すべてのモジュール情報を更新します。
ld ModuleName [/f FileName]
パラメーター
ModuleName
シンボルを読み込むモジュールの名前を指定します。 ModuleName には、さまざまなワイルドカード文字と指定子を含めることができます。
/f FileName
一致に対して選択した名前を変更します。 既定ではモジュール名は一致しますが /f を使用すると、モジュール名ではなくファイル名が一致します。 FileName には、さまざまなワイルドカード文字と指定子を含めることができます。 ワイルドカード文字と指定子の構文の詳細については、「文字列ワイルドカード構文」を参照してください。
Environment
項目 | 説明 |
---|---|
モード | ユーザー モード、カーネル モード |
対象 | ライブ、クラッシュ ダンプ |
プラットフォーム | すべて |
解説
デバッガーの既定の動作では シンボルの遅延読み込み ( 遅延シンボル読み込み" とも呼ばれます) が使用されます。 つまり、シンボルは、必要になるまで実際には読み込まれません。
一方、ld コマンドは、指定したモジュールのすべてのシンボルを強制的に読み込みます。
追加情報
シンボルの遅延 (レイジー) 読み込みの詳細については、「シンボルの遅延読み込み」を参照してください。 その他のシンボル オプションの詳細については、「シンボル オプションの設定」を参照してください。