UVC での赤外線ストリームのサポート
Windows 10 バージョン 1607 以降では、受信トレイ USB ビデオ クラス (UVC) ドライバーは、赤外線 (IR) ストリームを生成するカメラをサポートしています。
これらのカメラは、シーンの luma 値をキャプチャし、圧縮されていない形式または圧縮された MJPEG 形式として USB 経由でフレームを送信します。 これらのカメラとそのストリームは、メディア キャプチャ パイプラインを介してアプリケーションに公開されます。
次の IR 形式の種類の GUID は、IR ストリームがアプリケーションに正しく公開されるように、ストリームのビデオ形式記述子を指定するために使用されます。
これらの IR 形式の種類の GUID は ksmedia.h で定義されています。
IR 形式の種類 GUID | 説明 |
---|---|
KSDATAFORMAT_SUBTYPE_L8_IR | 8 ビット luma 専用フレーム |
KSDATAFORMAT_SUBTYPE_L16_IR | 16 ビット luma 専用フレーム |
KSDATAFORMAT_SUBTYPE_MJPEG_IR | MJPEG 圧縮 luma 専用フレーム |
これらの IR 形式の種類の GUID を指定すると、キャプチャ パイプラインによってこれらのストリームが IR ストリームとして自動的にマークされます。これにより、アプリケーションはシナリオに合った適切なストリームを選択できます。
// Example: Format descriptor for UVC 1.1 frame based uncompressed format
typedef struct _VIDEO_FORMAT_FRAME
{
UCHAR bLength;
UCHAR bDescriptorType;
UCHAR bDescriptorSubtype;
UCHAR bFormatIndex;
UCHAR bNumFrameDescriptors;
GUID guidFormat; // guidFormat must contain one of the IIR format type GUIDs from the table above
UCHAR bBitsPerPixel;
UCHAR bDefaultFrameIndex;
UCHAR bAspectRatioX;
UCHAR bAspectRatioY;
UCHAR bmInterlaceFlags;
UCHAR bCopyProtect;
UCHAR bVariableSize;
} VIDEO_FORMAT_FRAME, *PVIDEO_FORMAT_FRAME;