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変換の概要

変換は、インストールに適用される変更のコレクションです。 基本インストール パッケージに変換を適用することで、インストーラーによってインストール データベース内のデータを追加または置換できます。 インストーラーでは、インストール中にのみ変換を適用できます。

インストーラーによって、インストール時に製品に必要な変換の一覧が登録されます。 インストーラーでは、製品を構成またはインストールするときに、これらの変換を製品のインストール パッケージに適用する必要があります。 一覧に示されている変換を使用できず、変換ソースの回復性で復元できない場合、インストールは失敗します。

変換によって、インストーラー データベース内の任意の永続テーブルにある情報を変更できます。 変換では、インストーラー データベース内の永続テーブルを追加したり削除したりすることもできます。 変換では、概要情報ストリーム内の情報、サブストレージ内の情報、埋め込みキャビネット内のファイルなど、データベース テーブルにないインストール パッケージのどの部分も変更できません。

変換には、検証条件とエラー条件を含めることができる概要情報ストリームがあります。 MsiCreateTransformSummaryInfo 関数を使用して、変換検証とエラー条件を概要情報に追加できます。 検証条件では、インストーラーによって特定のインストール データベースに変換を適用できるかどうかを制御します。 変換の検証は、変換で指定された UpgradeCodeProductCodeProductVersionProductLanguage の各プロパティと、インストール データベース内のプロパティの値に基づいて条件付けることができます。 変換エラー条件では、変換が適用されたときに抑制されるエラーを制御します。 変換に含まれるエラー条件は、MsiDatabaseApplyTransform および ApplyTransform メソッドを使用して指定されたエラー条件によってオーバーライドされます。

Note

一般的なカスタマイズ変換では、検証条件がないか、ProductCode に照らして検証します。 通常、パッチ パッケージ内に格納されている変換には、正しい変換が確実にパッチ ターゲットに適用されるように、厳密な検証条件があります。

 

Windows インストーラー変換には、次の 3 種類があります。