分離コンポーネントのインストール

Windows インストーラーは、パッケージに分離コンポーネントが含まれている場合、アプリケーションのインストール中に次のアクションを実行します。 通常、Component_Shared は、Component_Application およびその他のクライアント実行可能ファイルによって共有される DLL です。

インストール

• Component_Application もインストールする場合に限り、Component_Shared のファイルを Component_Application と同じフォルダーにコピーします。
• Component_Application のキー ファイルの短いファイル名を使用して、0 バイトのファイルを作成します。 このファイルは、Component_Application と同じフォルダーに配置します。 このファイルの名前に .LOCAL という拡張子を追加します。
• Component テーブルの Attributes 列で msidbComponentAttributesSharedDllRefCount ビットが設定されている場合は、SharedDLL refcount をインクリメントします。
• Component_Application を Component_Shared のクライアントとして登録し、Component_Shared の共有場所を指すキー パスを登録します。
• Component_Application のすべてのリソースを通常どおりインストールします。

Component_Shared またはそのキー ファイルが既にコンピューターにインストールされている場合、ファイルを Component_Shared の共有場所にコピーしないでください。

Component_Shared またはそのキー ファイルがまだコンピューターにインストールされていない場合:

• Component_Shared のファイルを共有場所にコピーします。
• Component_Shared のすべてのインストール アクションを処理します。
• Component_Shared が COM コンポーネントの場合、完全な COM パスを登録し、構文 [$Component] と [#FileKey] が Component_Shared の共有場所を指すようにします。