パッチの最適化

Windows インストーラーでは、パッチ適用を最適化して、インストールされているアプリケーションにパッチを適用するために必要な時間を短縮できます。

Windows インストーラー 2.0: サポートされていません。 Windows インストーラー 3.0 より前にリリースされたバージョンの Windows インストーラーの場合、パッチ適用によってアプリケーションの完全な修復インストールが実行され、非常に長い時間がかかることがあります。

Windows インストーラー 3.0 以降: パッチ適用プロセスでは、パッチによって変更されたアプリケーションの部分のみが変更されます。

Windows インストーラー 3.1 以降: Windows インストーラー 3.1 以降では、パッチの最適化では、トランザクション内のすべてのパッチの OptimizedInstallMode プロパティが MsiPatchMetadata テーブル内で 1 に設定されている必要があります。

パッチによって次のテーブルのみが変更される場合、Windows インストーラー 3.0 以降では、その他のすべてのテーブルに関連付けられているアクションは、元のアプリケーション インストール パッケージ (.msi ファイル) のシーケンス テーブルにそれらのアクションが記載されていても、スキップされます。

• AdminExecuteSequence
• AdminUISequence
• Condition
• CustomAction
• [最近使ったファイル]
• FileSFPCatalog
• InstallExecuteSequence
• InstallUISequence
• メディア
• MoveFile
• MsiAssembly
• MsiDigitalCertificate
• MsiDigitalSignature
• MsiFileHash
• MsiPatchHeaders
• [Patch]
• PatchPackage
• プロパティ
• レジストリ
• SFPCatalog
• TypeLib
• _Columns
• _Storages
• _Streams
• _Tables
• _TransformView Table
• _Validation

パッチの最適化オプションをオフにするには、DisableFlyWeightPatching ポリシーを使用します。