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KPI 要素 (CSDLBI)

重要: このドキュメントはアーカイブされています。 最新情報については、「オープン仕様 [MS-CSDLBI]: ビジネス インテリジェンス注釈を使用した概念スキーマ定義ファイル形式」を参照してください。

Kpi 要素は、主要業績評価指標 (KPI) として使用できる計算を定義します。 ビジネス インテリジェンス データ モデルでは KPI はメジャーが基になっているので、KPI の定義には、メジャーと関連付けられているすべてのメタデータと共に、既定のグラフィックなどの KPI 値のプレゼンテーションに必要な情報が含まれます。

Kpi 要素は、メジャー定義に含まれる式を指定するのではなく、KPI として使用されるメジャーと関連付けられた追加メタデータを指定します。 いったん KPI として指定したメジャーは、他のコンテキストでメジャーとして使用できません。

要素と属性

次の表に、Kpi 要素を定義する要素と属性を示します。

名前 必須 説明
ドキュメント No KPI の説明。
KpiGoal はい 目標値として使用できる値を含む列への参照。

「PropertyRef 要素 (CSDLBI)」を参照してください
KpiStatus はい KPI の現在の状態を表す値を含む列への参照。
StatusGraphic はい KPI で定義されているターゲットに対するマイナス、0、またはプラスの進行状況を示すイメージの参照。

注釈

モデルを設計するときは、メジャーを作成してから KPI として使用するようにメジャーを割り当てることで、KPI を作成できます。 次に、傾向の表示で使用されるグラフィックなど、KPI に固有の情報を追加します。

表形式の例

CSDLBI Version 1.1 における次の例では、AdventureWorks のテーブル モデル サンプルから売上を測定する KPI を示します。

  
<Property Name="InternetCurrSalesPerf" Type="Double">  
  <bi:Measure>  
    <bi:Kpi StatusGraphic="Three Stars Colored">  
      <bi:KpiGoal>  
        <bi:PropertyRef Name="v_InternetCurrSalesPerf_Goal" />  
      </bi:KpiGoal>  
      <bi:KpiStatus>  
        <bi:PropertyRef Name="v_InternetCurrSalesPerf_Status" />  
      </bi:KpiStatus>  
    </bi:Kpi>  
  </bi:Measure>  
</Property>  
  

多次元の例

CSDLBI Version 1.1 における次の例では、Contoso Operations キューブからの KPI を示します。

<Property Name="Sum_of_SalesAmount" Type="Decimal" Precision="19" Scale="4">  
   <Documentation>  
     <Summary>KPI Description</Summary>  
   </Documentation>  
     <bi:Measure   
         Caption="Sum of SalesAmount"   
         ReferenceName="Sum of SalesAmount"   
         FormatString="\$#,0.00;(\$#,0.00);\$#,0.00">  
     <bi:Kpi   
           StatusGraphic="Three Circles Colored">  
         <bi:KpiGoal>  
            <bi:PropertyRef Name="v_Sum_of_SalesAmount_Goal" />  
          </bi:KpiGoal>  
          <bi:KpiStatus>  
              <bi:PropertyRef Name="v_Sum_of_SalesAmount_Status" />  
          </bi:KpiStatus>  
     </bi:Kpi>  
     </bi:Measure>  
</Property>