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データ ソース ビューのプロパティの変更 (Analysis Services)

適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium

データ ソース ビュー ウィザードを使用してデータ ソース ビューを定義し、テーブル、ビュー、名前付き計算、および名前付きクエリをデータ ソース ビューに追加した後、以下の項目に関するプロパティを変更できます。

  • データ ソース ビューの一致条件

  • データ ソース ビューの詳細オプション

  • オブジェクト名

  • オブジェクト メタデータ

変更できないデータ ソースから取得したオブジェクト メタデータを表示することもできます。

データ ソース ビューのプロパティの表示または変更

データ ソース ビューの説明以外のデータ ソース ビューのプロパティは、データ ソース ビューを最初に定義したときにデータ ソース ビュー ウィザードで設定されます。 次の表は、データ ソース ビューのプロパティの一覧およびその説明を示します。

注意

[プロパティ] ペインは、.dsv ファイルおよび DSV オブジェクトのプロパティを示しています。 オブジェクトのプロパティを表示するには、ソリューション エクスプ ローラーでプロパティをダブルクリックします。 次のテーブルに表示されるプロパティを反映してプロパティが更新されます。

プロパティ 説明
Data Source 表示中のプロパティを持つデータ ソース ビュー内のデータ ソースを指定します。
説明 データ ソース ビューの説明を指定します。
名前 ソリューション エクスプローラーまたは Analysis Services データベースに表示されるデータ ソース ビューの名前を指定します。 データ ソース ビュー名は、ここで変更するか、ソリューション エクスプローラーで変更できます。
NameMatchingCriteria データ ソースの名前一致条件。 主キーと外部キーのリレーションシップがデータ ソース ビュー ウィザードで検出された場合の既定値は (なし) です。 このプロパティがデータ ソース ビュー ウィザードで設定されているかどうかにかかわらず、ここでは値を指定できます。 データベース リレーションシップが存在している場合に名前一致条件を指定すると、これら両方が既存のテーブルと新たに追加されたテーブル間のリレーションシップの推測に使用されます。
RetrieveRelationships リレーションシップをデータベースから取得するかどうかを指定します。 既定値は True です。
SchemaRestriction データ ソースから取得されるスキーマに制限がある場合は、その制限を指定します。 既定では、スキーマの制限は存在しません。

DataTable プロパティの表示または変更

DataTable プロパティは、データ ソース ビュー内のテーブル、ビュー、および名前付きクエリのプロパティです。 これらのプロパティは、これらのオブジェクトのいずれかがデータ ソース ビューに追加されたときに設定されます。 次の表は、データ ソース ビューの DataTable オブジェクトのプロパティの一覧およびその説明を示します。

プロパティ 説明
AllowChangesDuringGeneration スキーマ生成ウィザードに、再生成中のデータ ソース ビューの上書き権限があるかどうかを指定します。 このプロパティは、スキーマ生成ウィザードによって最初に生成されたテーブルのみに存在します。 詳細については、「 増分生成の理解」を参照してください。
DataSource オブジェクトのデータ ソースを指定します。 このプロパティを編集することはできません。
説明 テーブル、ビュー、または名前付きクエリの説明を指定します。 基になるデータベース テーブルまたはビューに、拡張プロパティとして格納されている説明がある場合に、この値が表示されます。 このプロパティは編集できます。
FriendlyName ユーザーが理解しやすいか、サブジェクト領域との関連性が高いテーブル名またはビュー名を指定します。 既定では、テーブルまたはビューの FriendlyName プロパティは、テーブルまたはビューの Name プロパティと同じです。 FriendlyName プロパティは、テーブルまたはビューを基にしてオブジェクト名を定義するときに、OLAP およびデータ マイニング オブジェクトによって使用されます。 このプロパティは編集できます。
名前 基になるテーブルまたはビューの名前、または名前付きクエリの名前を指定します。 Name プロパティは、名前付きクエリを基にしてオブジェクト名を定義するときに、OLAP およびデータ マイニング オブジェクトによって使用されます。 このプロパティは、名前付きクエリに対してのみ編集できます。
QueryDefinition 名前付きクエリの定義を指定します。 このプロパティは名前付きクエリのみに適用され、直接編集することはできません。 このプロパティを編集するには、名前付きクエリ自体を編集します。
スキーマ テーブル、ビュー、または名前付きクエリに適用されるデータベース スキーマを指定します。 このプロパティは編集できません。
TableType テーブル、ビュー、または名前付きクエリのテーブルの種類を指定します。 このプロパティは編集できません。

DataColumn プロパティの表示または変更

DataColumn プロパティは、データ ソース ビュー内のテーブル、ビュー、および名前付きクエリ内の列のプロパティです。 これらのプロパティは、これらのオブジェクトのいずれかが、基になるテーブルかビューまたは名前付きクエリからデータ ソース ビューに追加されるか、名前付き計算で定義されてデータ ソース ビューに追加されるときに設定されます。 次の表は、データ ソース ビューの DataColumn オブジェクトのプロパティの一覧およびその説明を示します。

プロパティ 説明
AllowNull 基になるテーブル内の列、値、または名前付きクエリに基づいて、列の NULL 値許容プロパティを指定します。 このプロパティは編集できません。
DataType 基になるテーブル内の列、値、または名前付きクエリに基づいて列のデータ型を指定します。 このプロパティは直接編集できません。 ただし、テーブルまたはビューの列のデータ型を変更する必要がある場合は、列を目的のデータ型に変換する名前付きクエリにテーブルを置換します。
DateTimeMode DateTime 列の日付シリアル化形式を指定します。 既定値は UnspecifiedLocalです。 このプロパティは編集できます。
説明 列の説明を指定します。 基になるデータベース列に、拡張プロパティとして格納されている説明がある場合に、この値が表示されます。 このプロパティは編集できます。
FriendlyName ユーザーが理解しやすいか、サブジェクト領域との関連性が高い、テーブルまたはビューの列の名前を指定します。 既定では、テーブルまたはビューの列の FriendlyName プロパティは、列の Name プロパティと同じです。 FriendlyName プロパティは、テーブルまたはビューの列を基にして属性を定義するときに、OLAP およびデータ マイニング オブジェクトによって使用されます。 このプロパティは編集できます。
長さ 基になるテーブルまたはビュー内の列のデータに基づいて、列の最大長を指定します。
名前 基になる列の名前、または名前付き計算の名前を指定します。 Name プロパティは、名前付き計算を基にして属性を定義するときに、OLAP およびデータ マイニング オブジェクトによって使用されます。 このプロパティは、名前付き計算に対してのみ編集できます。

参照

多次元モデル内のデータ ソース ビュー
データ ソース ビュー デザイナーでのダイアグラムの操作 (Analysis Services)