次の方法で共有


データ ソース ビューでの論理主キーの定義 (Analysis Services)

適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium

データ ソース ビュー ウィザードとデータ ソース ビュー デザイナーでは、データベース テーブルから生成されたデータ ソース ビューにテーブルを追加した場合、そのテーブルの主キーが自動的に定義されます。

場合によっては、データ ソース ビューの主キーは手動で定義しなければならない場合があります。 たとえば、パフォーマンスまたは設計上の理由から、データ ソース内のテーブルに主キー列が明示的に定義されていない場合があります。 名前付きクエリおよびビューでも、テーブルの主キー列が省略されることがあります。 テーブル、ビュー、または名前付きクエリに物理主キーが定義されていない場合は、データ ソース ビュー デザイナーでテーブル、ビュー、または名前付きクエリの論理主キーを手動で定義できます。

論理主キーの設定

主キーは、テーブル内のレコードを一意に識別し、ディメンション テーブルのキー列を識別し、テーブル、ビュー、および名前付きクエリ間のリレーションシップをサポートするために、SQL Server Analysis Servicesで必要です。 これらのリレーションシップを使用して、基になるデータ ソースからデータやメタデータを取得するためのクエリを作成したり、高度なビジネス インテリジェンス機能を活用したりできます。

論理主キーには、名前付き計算を含む、任意の列を使用できます。 論理主キーを作成すると、データ ソース ビューに一意の制約が作成され、主キー制約として設定されます。 選択したテーブルで指定されている他の既存の論理主キーは削除されます。

  1. SQL Server Data Toolsで、プロジェクトを開くか、論理主キーを設定するデータ ソース ビューを含むデータベースに接続します。

  2. ソリューション エクスプローラーで、 [データ ソース ビュー] フォルダーを展開し、データ ソース ビューをダブルクリックします。

    テーブルまたはビューを検索する場合は、 [データ ソース ビュー] メニューをクリックするか、 [テーブル] ペインまたは [ダイアグラム] ペインの空いている領域を右クリックすることで、 [テーブルの検索] オプションを使用できます。

  3. テーブル ペインまたは ダイアグラム ペインで、論理主キーの定義に使用する列を右クリックし、 [論理主キーの設定]をクリックします。

    論理主キーを設定するオプションは、主キーを持たないテーブルにのみ使用できます。

    これで、キーの設定後、キー アイコンによって主キー列を識別できるようになりました。

参照

多次元モデル内のデータ ソース ビュー
データ ソース ビューでの名前付き計算の定義 (Analysis Services)