運用環境での Analysis Services プロジェクトとデータベースの操作

適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium

SQL Server Analysis Services プロジェクトからSQL Server Analysis Services インスタンスにSQL Server Analysis Services データベースを開発してデプロイした後、デプロイされたデータベース内のオブジェクトを変更する方法を決定する必要があります。 セキュリティ ロール、パーティション分割、ストレージ設定に関連する特定の変更は、SQL Server Management StudioまたはSQL Server Data Toolsを使用して行うことができます。 その他の変更は、プロジェクト モードまたはオンライン モード (属性やユーザー定義階層の追加など) で、SQL Server Data Toolsを使用してのみ行うことができます。

SQL Server Management Studioまたはオンライン モードでSQL Server Data Toolsを使用して、デプロイされたSQL Server Analysis Services データベースに変更を加えた直後に、SQL Server Analysis Services配置に使用されたプロジェクトが古くなります。 開発者がSQL Server Analysis Services プロジェクト内で変更を加え、変更したプロジェクトをデプロイしようとすると、開発者はデータベース全体を上書きするように求められます。 データベース全体を上書きする場合は、データベースの処理も必要になります。 この問題は、運用スタッフによってデプロイされたデータベースに直接加えられた変更が、SQL Server Analysis Services データベースに表示されなくなった理由を理解できないため、開発チームに伝達されなかった場合に複合化されます。

SQL Server SQL Server Analysis Services ツールを使用して、この状況に固有の問題を回避するには、いくつかの方法があります。

• 方法 1: SQL Server Analysis Services データベースの運用バージョンに変更が加えられた場合は常に、SQL Server Data Toolsを使用して、 の変更されたバージョンに基づいて新しいSQL Server Analysis Services プロジェクトを作成します。データベースSQL Server Analysis Services。 この新しいSQL Server Analysis Services プロジェクトは、プロジェクトのプライマリ コピーとしてソース管理システムにチェックインできます。 このメソッドは、SQL Server Management Studioを使用してSQL Server Analysis Services データベースに変更が加えられたか、オンライン モードでSQL Server Data Toolsされたかに関係なく機能します。

• 方法 2: プロジェクト モードでSQL Server Management StudioまたはSQL Server Data Toolsを使用して、SQL Server Analysis Services データベースの運用バージョンのみを変更します。 この方法では、SQL Server Analysis Services展開ウィザードで使用できるオプションを使用して、セキュリティ ロールやストレージ設定など、SQL Server Management Studioによって行われた変更を保持できます。 たとえば、プロジェクト ファイル内のデザイン関連設定を維持 (ストレージ設定およびセキュリティ ロールを除外) し、オンライン サーバーのストレージ設定およびセキュリティ ロールが使用されるようにすることができます。

• 方法 3: オンライン モードでSQL Server Management StudioまたはSQL Server Data Toolsを使用して、SQL Server Analysis Services データベースの運用バージョンのみを変更します。 SQL Server Management Studio と Business Intelligence Development Studio のいずれのツールも、同じオンライン サーバーだけを操作するので、バージョンが異なってもデータベースの同期が外れる可能性はありません。