DAX のプロパティ
適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium
Analysis Services には、DAX クエリ応答を決定する高度なプロパティが含まれています。 DirectQuery モデルの DAX クエリによって返される行セットなど、非常に大きな行セットの場合、既定の 100 万行が不十分である可能性があります。 上限を引き上げるには、 MaxIntermediateRowSize 設定を 指定します。 上限の調整が必要であるかどうかは、"The result set of a query to external data source has exceeded the maximum allowed size of '1000000' rows (外部データ ソースへのクエリの結果セットが許可されている最大サイズである '1000000' 行を超えています)" というエラーが発生することでわかります。
プロパティ
設定 | 値 | 説明 |
---|---|---|
MaxIntermediateRowsetSize | 1000000 | DAX クエリで返される最大行数。 SSAS の場合は、このエントリを msmdsrv.ini ファイルに手動で追加し、既定値が低すぎる場合は値を大きくします。 |
PredicateCheckSpoolCardinalityThreshold | 5000 | Power BI には適用されません。 高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。 |
SSAS の場合は、構成ファイルの DAX セクションに要素全体を手動で追加する必要があります。 設定は、追加するまでファイルに存在しません。
構成スニペット (msmdsrv.ini)
<ConfigurationSettings>
. . .
<DAX>
<PredicateCheckSpoolCardinalityThreshold>5000
</PredicateCheckSpoolCardinalityThreshold>
<DQ>
<MaxIntermediateRowsetSize>1000000
</MaxIntermediateRowsetSize>
</DQ>
</DAX>
. . .
その他のサーバー プロパティとその設定方法の詳細については、「 Analysis Services のサーバー プロパティ」を参照してください。