Restore 要素 (XMLA)

バックアップファイルから Analysis Services データベースを復元します。

構文

  
<Command>  
   <Restore>  
      <DatabaseName>...</DatabaseName>  
      <DatabaseID>...</DatabaseID>  
      <File>...</File>  
      <Security>...</Security>  
      <AllowOverwrite>...</AllowOverwrite>  
      <Password>...</Password>  
      <Locations>...</Locations>  
      <DbStorageLocation>...</DbStorageLocation>  
   </Restore>  
</Command>  

要素の特性

特徴 説明
データ型と長さ なし
既定値 なし
カーディナリティ 0-n : 省略可能な要素で、出現する場合は複数回の出現が可能です

要素の関係

リレーションシップ 要素
親要素 コマンド
子要素 AllowOverwriteDatabaseNameDatabaseIDFileLocationsPasswordSecurityDbStorageLocation

注釈

Restoreコマンドは、 DatabaseName要素で指定された Analysis Services データベースをバックアップファイルから復元します。オプションで、リモートバックアップファイルからリモートパーティションを復元することもできます。

Restore コマンドは、バックアップ ファイルに保存されたオブジェクトのストレージ モードに応じて、次の表のように情報を復元します。

ストレージ モード Information
多次元 OLAP (MOLAP) ソース データ、集計、およびメタデータ
ハイブリッド OLAP (HOLAP) 集計とメタデータ
リレーショナル OLAP (ROLAP) Metadata

Restoreコマンドの実行中に、 DatabaseName要素で指定された Analysis Services データベースに排他ロックが設定されます。 このロックは、 Restore コマンドの完了後に解放されます。

重要

バックアップ ファイルごとに、復元コマンドを実行するユーザーは、各ファイルに指定されたバックアップ場所から読み取る権限を持っている必要があります。 サーバーにインストールされていない Analysis Services データベースを復元するには、その Analysis Services インスタンスのサーバーロールのメンバーでもある必要があります。 Analysis Services データベースを上書きするには、ユーザーは、Analysis Services インスタンスのサーバーロールのメンバーであるか、または復元するデータベースに対してフルコントロール (管理者) 権限を持つデータベースロールのメンバーである必要があります。

注意

既存のデータベースを復元すると、データベースを復元したユーザーは、復元されたデータベースにアクセスできなくなる可能性があります。 バックアップの実行時に、ユーザーがサーバー ロールのメンバー、またはフル コントロール (管理者) 権限を持つデータベース ロールのメンバーではなかった場合、このようにアクセスできなくなることがあります。