row 要素 (XMLA)

Discover メソッド呼び出しまたは Execute メソッド呼び出しによって返される表形式データを含むルート要素の 1 行のデータを格納します。

構文

  
<root xmlns="urn:schemas-microsoft-com:xml-analysis:rowset">  
   <row>  
      <!-- One or more column elements -->  
   </row>  
</root>  

要素の特性

特徴	説明
データ型と長さ	なし
既定値	なし
カーディナリティ	0-n : 省略可能な要素で、出現する場合は複数回の出現が可能です

要素リレーションシップ

リレーションシップ	要素
親要素	root (行セット データ型 を使用)
子要素	1 つ以上の列要素

注釈

テーブル データを含むルート 要素 によって返される各行には、対応する 行 要素があります。 ルート要素の各 列 は、個別の XML 要素によって表されます。 行要素の列の値は XML 要素に含まれるデータであり、列の名前は XML 要素の名前に対応します。

行の中の列に NULL 値を指定する方法は、次の 2 つです。

• 列要素が欠落している場合、その列が NULL であることを暗黙に意味します。

• 列要素は、 属性を使用 xsi:nil='true' して、null 値を持つ場合があります。

たとえば、ある行に Store_Name という単一の列が含まれ、その値が NULL の場合、以下のいずれかの方法で表せます。

<row>  
</row>  

または:

<row>  
   <Store_name xsi:nil='true'/>  
</row>  

列要素にエラーが含まれている場合、 Error 要素は、次の例で説明するようにエラーに関する情報を提供します。

<row>   <Store_name>  
      <Error xmlns="urn:schemas-microsoft-com:xml-analysis:exception">  
         <ErrorCode>3238658054</ErrorCode>  
         <Description>The object [X] was not found in the cube when [X] was parsed.</Description>  
      </Error>  
   </Store_name>  
</row>