XML for Analysis (XMLA) への準拠

適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium

XML for Analysis 1.1 仕様は、World Wide Web 上に存在するデータ ソースへのアクセスをサポートするオープン スタンダードを記述します。 この記事では、すべての Analysis Services プラットフォームでサポートされている XML for Analysis 1.1 仕様 (Azure Analysis Services、SQL Server Analysis Services、Power BI Premium) への準拠のレベルについて詳しく説明します。

準拠している項目

Analysis Services は、XML for Analysis 1.1 仕様に記載されているすべての必須項目に準拠しています。 さらに、Analysis Services では、XML for Analysis 1.1 仕様で説明されている次の省略可能な項目が実装されています。

Item	仕様	実装
セッション サポート	XML for Analysis 1.1 仕様の「Support for Statefulness in XML for Analysis」セクションに記載されている SOAP ヘッダー要素。	記載されているすべての SOAP ヘッダー要素は、仕様で説明されているように Analysis Services でサポートされています。

Extensions

Analysis Services では、次の追加機能をサポートするために、分析 1.1 用 XML 仕様も拡張されています。

Item	仕様	実装
プロトコル ネゴシエーション	XML for Analysis 1.1 仕様には情報が含まれていません。	プロトコル機能のネゴシエーションをサポートするために Analysis Services によって追加された ProtocolCapabilities ヘッダー要素。
Discover メソッドでサポートされる XML for Analysis (XMLA) コマンド	以下のコマンドが XML for Analysis 1.1 仕様によってサポートされています。 Statement 要素 (XMLA)	Analysis Services では、次のコマンドがサポートされています。 Alter 要素 (XMLA) Backup 要素 (XMLA) Batch 要素 (XMLA) BeginTransaction 要素 (XMLA) Cancel 要素 (XMLA) ClearCache 要素 (XMLA) CommitTransaction 要素 (XMLA) Create 要素 (XMLA) Delete 要素 (XMLA) DesignAggregations 要素 (XMLA) Drop 要素 (XMLA) Insert 要素 (XMLA) Lock 要素 (XMLA) MergePartitions 要素 (XMLA) NotifyTableChange 要素 (XMLA) Process 要素 (XMLA) Restore 要素 (XMLA) RollbackTransaction 要素 (XMLA) Statement 要素 (XMLA) Subscribe 要素 (XMLA) Synchronize 要素 (XMLA) Unlock 要素 (XMLA) Update 要素 (XMLA) UpdateCells 要素 (XMLA)
表形式の行セットでの列エラー	XML for Analysis 1.1 仕様にはリストされていません。	Error 要素は、行要素に含まれる列要素のエラーを報告するために Analysis Services によって使用されます。