チャブーンです。
この件ですが、細かな説明がない要ですが、以下の状況なのかなと思います。
- クライアントPCはドメインに参加している
- ドメインアカウントでログオンしており、そのアカウントは「ローカルAdministrators」グループのメンバーである
- Active Directory側でドメインアカウントを無効にしたが、"ドメインからネットワークが切断されている場合" ドメインアカウントでのPCへのログオンやアプリケーションのインストールができてしまう
上記のとおり、Active Directory側でアカウントを無効にしても、ネットワークが切断されている場合「ローカル資格情報」という、PCに保存されたパスワードのキャッシュ情報で、ログオンできてしまいます。これはPCにある「過去データ」でのふるまいですから、ドメインコントローラーに再接続しない限り、最新化されません。またパスワードキャッシュ情報がある限り、(ネットワーク切断時に)ドメインアカウントのログオンをやめさせることもできません。
対応方法ですが、以下をとるとよいでしょう。
- グループポリシーの「対話型ログオン: キャッシュする過去のログオン数(ドメインコントローラーが使用できない場合)」を設定し、値を0にする
上記を行うことで、PC上の「ローカル資格情報」が保存されなくなります。そうすると、ログオンのたびにPCはドメインコントローラーにパスワードを確認に行き、その段階でアカウントの無効化が知らされて、ログオンができなくなります。要するに「過去データ」が存在しないので、直近の内容が適切に反映します。詳細については、したの資料をみるといいでしょう。
GPOでログオン情報のキャッシュを無効にする方法|ADと疎通不可の場合はログオン不可にする | IT trip
また、パスワードの過去の情報が1時間ほど有効になってしまう、の点ですが、これは仕様によりそのように動作されています。HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa!OldPasswordAllowedPeriod というレジストリを調整すれば、問題は解決します。詳細は以下をみるとよいでしょう。