データ重複除去が有効なフォルダをコピー元とする、Robocopyが正常に機能しない
質問
2014年6月23日月曜日 8:10
Windows Server 2012 R2 でファイルサーバーを構築しました。
ファイルサーバーのDドライブはメイン保存領域として、データ重複除去を有効にしております。
この状態で、Dドライブ配下のフォルダをコピー元としてRobocopyを実行したところ、一部のファイルしかコピーされませんでした。この時、コピー先が同じDドライブ配下、Dドライブ以外(重複除去OFF)でも症状は変わりません。
これはRobocopyが、重複除去済みのデータだけをコピーしてしまっているのでしょうか?
またその場合、Robocopyのオプション等で解決することは可能でしょうか?
[備考]
・Robocopy時に使用したオプション
/MIR /R:0 /W:0 /LOG:%LOG% /NP /NDL /XJD /XJF /FFT /COPYALL
すべての返信 (3)
2014年6月23日月曜日 12:47 | 1 票
お世話になっております。 Robocopy を利用して、重複除去が有効になっているデータをコピーする際は次のKBを参考にしてください。/Bあるいは/ZBオプションを付与してメタデータもコピーできるようにし、さらに/XDオプションを利用して、システムボリューム情報が含まれるフォルダーを除外すると良いと思います。
また、XJオプションはデータ重複除去の有効となっているデータをコピーする際には使用しないことをお勧めします。
Masahiko Sada
Microsoft MVP for File System Storage http://satsumahomeserver.com/
2014年6月24日火曜日 4:11
ご回答ありがとうございます。
早速試してみたところ、XJオプションを外すことで正常にコピーされることが確認できました。
引き続き、/B、/ZBオプションについて確認してみます。
[備考]
○ コピー成功
/MIR /NP
/MIR /NP /XJD
/MIR /NP /XJD /W:0 /R:0 /XD "System Volume Information" /LOG:
/MIR /NP /XJD /W:0 /R:0 /XD "System Volume Information" /LOG: /MT
× コピー失敗
/MIR /NP /XJD /XJF
/MIR /NP /XJF
/MIR /NP /XJ
2014年6月27日金曜日 0:27
お陰様で無事、正常;働するRobocopyを構築することが出来ました。Masahiko様、ご助力頂きありがとうございました。
以下、追加の質問となります。
今回、/XJオプションを外すことが解決要因でした。
しかし、Robocopyを紹介する記事のほんとんどが/XJ(または/XJF,/XJD)オプションを設定することを必須条件としており、設定しない場合、Robocopyが破綻するケースが想定されます。
重複除去を使用している場合、/XJオプションを利用できないため、シンボリックリンクを運用で禁止するしか方法はないのでしょうか?