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ASP.NET Core 用の Microsoft.AspNetCore.App

Note

これは、この記事の最新バージョンではありません。 現在のリリースについては、この記事の .NET 8 バージョンを参照してください。

警告

このバージョンの ASP.NET Core はサポート対象から除外されました。 詳細については、「.NET および .NET Core サポート ポリシー」を参照してください。 現在のリリースについては、この記事の .NET 8 バージョンを参照してください。

重要

この情報はリリース前の製品に関する事項であり、正式版がリリースされるまでに大幅に変更される可能性があります。 Microsoft はここに示されている情報について、明示か黙示かを問わず、一切保証しません。

現在のリリースについては、この記事の .NET 8 バージョンを参照してください。

ASP.NET Core 共有フレームワーク (Microsoft.AspNetCore.App) には、マイクロソフトによって開発およびサポートされるアセンブリが含まれます。 Microsoft.AspNetCore.App は、.NET Core 3.0 以降の SDK がインストールされるときにインストールされます。 共有フレームワークは、コンピューター上にインストールされたアセンブリ (.dll ファイル) のセットであり、ランタイム コンポーネントと Targeting Pack を含みます。 詳しくは、共有フレームワークに関するページをご覧ください。

  • Microsoft.NET.Sdk.Web SDK を対象とするプロジェクトは、Microsoft.AspNetCore.App フレームワークを暗黙に参照します。

これらのプロジェクトには、追加の参照は必要ありません。

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk.Web">
  <PropertyGroup>
    <TargetFramework>netcoreapp3.0</TargetFramework>
  </PropertyGroup>
    ...
</Project>

ASP.NET Core 共有フレームワーク:

  • サードパーティの依存関係は含まれません。
  • ASP.NET Core チームでサポートされるすべてのパッケージが含まれます。

この機能では、.NET Core 2.x を対象とする ASP.NET Core 2.x が必要です。

ASP.NET Core 用の Microsoft.AspNetCore.App メタパッケージは:

  • Json.NETRemotion.LinqIX-Async を除き、サードパーティの依存関係は含まれません。 含まれるサードパーティの依存関係は、主要なフレームワークの機能を保証するために必要なものです。
  • サードパーティの依存関係 (上で示したもの以外) を含むものを除き、ASP.NET Core チームによってサポートされているすべてのパッケージが含まれます。
  • サードパーティの依存関係 (上で示したもの以外) を含むものを除き、Entity Framework Core チームによってサポートされているすべてのパッケージが含まれます。

Microsoft.AspNetCore.App パッケージには、ASP.NET Core 2.x および Entity Framework Core 2.x のすべての機能が含まれます。 ASP.NET Core 2.x を対象とする既定のプロジェクト テンプレートは、このパッケージを使用します。 ASP.NET Core 2.x および Entity Framework Core 2.x を対象とするアプリケーションは、Microsoft.AspNetCore.App パッケージを使うことをお勧めします。

Microsoft.AspNetCore.App メタパッケージのバージョン番号は、最小の ASP.NET Core バージョンと Entity Framework Core バージョンを表します。

Microsoft.AspNetCore.App メタパッケージを使うと、アプリを保護するバージョンの制限が提供されます。

  • Microsoft.AspNetCore.App 内のパッケージに対して (直接的ではなく) 推移的な依存関係を持つパッケージが含まれ、それらのバージョン番号が異なる場合、NuGet はエラーを生成します。
  • アプリに追加される他のパッケージは、Microsoft.AspNetCore.App に含まれるパッケージのバージョンを変更できません。
  • バージョンの整合性により信頼性の高いエクスペリエンスが保証されます。 Microsoft.AspNetCore.App は、関連するビットのテストされていないバージョンの組み合わせが同じアプリ内で一緒に使われるのを防ぐように設計されました。

Microsoft.AspNetCore.App メタパッケージを使うアプリケーションでは、ASP.NET Core 共有フレームワークが自動的に利用されます。 Microsoft.AspNetCore.App メタパッケージを使用する場合、参照される ASP.NET Core NuGet パッケージの資産は、アプリケーションと共にデプロイされません。ASP.NET Core 共有フレームワークにはこれらの資産が含まれています。 共有フレームワーク内の資産は、アプリケーションの起動時間を向上させるためにプリコンパイルされています。 詳しくは、共有フレームワークに関するページをご覧ください。

次のプロジェクト ファイルは ASP.NET Core の Microsoft.AspNetCore.App メタパッケージを参照し、一般的な ASP.NET Core 2.2 のテンプレートを表します。

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk.Web">

  <PropertyGroup>
    <TargetFramework>netcoreapp2.2</TargetFramework>
  </PropertyGroup>

  <ItemGroup>
    <PackageReference Include="Microsoft.AspNetCore.App" />
  </ItemGroup>

</Project>

上記のマークアップは、一般的な ASP.NET Core 2.x 以降のテンプレートを表します。 Microsoft.AspNetCore.App パッケージ参照のバージョン番号は指定されていません。 バージョンが指定されていない場合は、暗黙的なバージョンが SDK によって指定されます (つまり Microsoft.NET.Sdk.Web)。 SDK によって指定される暗黙的なバージョンを利用し、パッケージ参照ではバージョン番号を明示的に設定しないことをお勧めします。 この方法に関して質問がある場合は、Microsoft.AspNetCore.App の暗黙的なバージョンについてのディスカッションで GitHub にコメントしてください。

ポータブル アプリの場合、暗黙的なバージョンは major.minor.0 に設定されます。 共有フレームワークのロールフォワード メカニズムは、インストールされている共有フレームワークの中で最新の互換性のあるバージョンを使ってアプリを実行します。 開発、テスト、運用で確実に同じバージョンが使われるようにするため、すべての環境に同じバージョンの共有フレームワークをインストールしてください。 自己完結型アプリの場合は、暗黙的なバージョン番号は、インストールされている SDK にバンドルされている共有フレームワークの major.minor.patch に設定されます。

Microsoft.AspNetCore.App 参照でバージョン番号を指定しても、共有フレームワークのバージョンが選択されることは保証されません。 たとえば、バージョン "2.2.1" が指定されているのに、インストールされているのは "2.2.3" であるものとします。 この場合、アプリは "2.2.3" を使います。 お勧めしませんが、ロールフォワード (パッチとマイナーの両方または一方) を無効にすることができます。 .NET ホストのロールフォワードに関する詳細、およびその動作を構成する方法については、.NET ホストのロールフォワードに関するページをご覧ください。

<Project Sdk は、暗黙的バージョン Microsoft.AspNetCore.App を使用するように Microsoft.NET.Sdk.Web に設定する必要があります。 <Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk"> (末尾の .Web なし) を使用すると、次のようになります。

  • 次の警告が生成されます。

    Warning NU1604: Project dependency Microsoft.AspNetCore.App does not contain an inclusive lower bound. Include a lower bound in the dependency version to ensure consistent restore results. (警告 NU1604: プロジェクト依存関係 Microsoft.AspNetCore.App には下限が含まれていません。復元結果に一貫性が与えられるように、依存関係バージョンに下限を追加してください。)

  • これは、.NET Core 2.1 SDK に関する既知の問題です。

ASP.NET Core の更新

Microsoft.AspNetCore.App メタパッケージは、NuGet から更新される従来型のパッケージではありません。 Microsoft.NETCore.App に似て、Microsoft.AspNetCore.App は共有ランタイムを表しており、NuGet の外部で処理される特殊なバージョン管理セマンティクスを持ちます。 詳しくは、「パッケージ、メタパッケージ、フレームワーク」をご覧ください。

ASP.NET Core を更新するには:

  • 開発用コンピューターやビルド サーバー上: .NET Core SDK をダウンロードしてインストールします。
  • 配置サーバー上: .NET Core ランタイムをダウンロードしてインストールします。

アプリケーションは、アプリケーションの再起動時にインストールされている最新バージョンにロールフォワードされます。 プロジェクト ファイル内で Microsoft.AspNetCore.App バージョン番号を更新する必要はありません。 詳細については、「フレームワーク依存のアプリをロールフォワードする」を参照してください。

アプリケーションで以前に Microsoft.AspNetCore.All を使っていた場合は、「Microsoft.AspNetCore.All から Microsoft.AspNetCore.App への移行」をご覧ください。