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Syslog 転送を使用して Azure Stack Hub と監視ソリューションを統合する

この記事では、Syslog を使用して Azure Stack Hub インフラストラクチャを、ご自分のデータセンターに既にデプロイされている外部セキュリティ ソリューションと統合する方法を説明します。 たとえば、セキュリティ情報イベント管理 (SIEM) システムなどです。 Syslog チャネルは、Azure Stack Hub インフラストラクチャのすべてのコンポーネントの監査、アラート、セキュリティ ログを公開します。 セキュリティ監視ソリューションと統合するため、および保存して保持できるようすべての監査、アラート、セキュリティ ログを取得するため、Syslog 転送を使用します。

Azure Stack Hub 更新プログラム 1809 以降には、構成すると、CEF (Common Event Format) のペイロードで Syslog メッセージが送信される Syslog クライアントが統合されています。

次の図は、Azure Stack Hub と外部の SIEM との統合について説明しています。 考慮する必要がある統合のパターンは 2 つあります。最初の 1 つ (青色のもの) は、インフラストラクチャの仮想マシンと HYPER-V ノードを含む Azure Stack Hub インフラストラクチャです。 すべての監査、セキュリティ ログ、およびそれらのコンポーネントからのアラートは、一元的に収集されて、CEF ペイロードを持つ Syslog を介して公開されます。 この統合パターンについては、このドキュメントのページで説明します。 2 つ目の統合パターンは、オレンジ色で示されているもので、その範囲には、ベースボード管理コントローラー (BMC)、ハードウェア ライフサイクル ホスト (HLH)、仮想マシンやハードウェア パートナーの監視および管理ソフトウェアを実行する仮想アプライアンス、トップ オブ ラック (TOR) スイッチが含まれています。 これらのコンポーネントはハードウェア パートナー固有のものであるため、それらを外部 SIEM に統合する方法に関するドキュメントについては、ハードウェア パートナーにお問い合わせください。

Syslog 転送の図

Syslog 転送の構成

Azure Stack Hub の Syslog クライアントでは、次の構成をサポートしています。

  1. 相互認証 (クライアントとサーバー) と TLS 1.2 暗号化を使用した TCP 経由の Syslog: この構成では、Syslog サーバーと Syslog クライアントの両方が証明書を介して相互に ID を確認できます。 メッセージは、TLS 1.2 暗号化チャネル経由で送信されます。

  2. サーバー認証と TLS 1.2 暗号化を使用した TCP 経由の Syslog: この構成では、Syslog クライアントは証明書を介して Syslog サーバーの ID を確認できます。 メッセージは、TLS 1.2 暗号化チャネル経由で送信されます。

  3. 暗号化なしの TCP 経由の Syslog: この構成では、Syslog クライアントと Syslog サーバーの ID は確認されません。 メッセージは、TCP を介してクリア テキストで送信されます。

  4. 暗号化なしの UDP 経由の Syslog: この構成では、Syslog クライアントと Syslog サーバーの ID は確認されません。 メッセージは、UDP を介してクリア テキストで送信されます。

重要

Microsoft は、中間者攻撃やメッセージの傍受からの保護のため、運用環境では、認証と暗号化を使用して TCP を使用する (構成 1 か最低でも 2) よう強くお勧めします。

Syslog 転送を構成するためのコマンドレット

Syslog 転送を構成するには、特権エンドポイント (PEP) へのアクセスが必要です。 Syslog 転送を構成するために、次の 2 つの PowerShell コマンドレットが PEP に追加されています。

### cmdlet to pass the syslog server information to the client and to configure the transport protocol, the encryption and the authentication between the client and the server

Set-SyslogServer [-ServerName <String>] [-ServerPort <UInt16>] [-NoEncryption] [-SkipCertificateCheck] [-SkipCNCheck] [-UseUDP] [-Remove]

### cmdlet to configure the certificate for the syslog client to authenticate with the server

Set-SyslogClient [-pfxBinary <Byte[]>] [-CertPassword <SecureString>] [-RemoveCertificate] [-OutputSeverity]

コマンドレットのパラメーター

Set-SyslogServer コマンドレットのパラメーター:

パラメーター 説明 Type 必須
ServerName Syslog サーバーの FQDN または IP アドレス。 String はい
ServerPort Syslog サーバーがリッスンしているポート番号。 UInt16 はい
NoEncryption クライアントに Syslog メッセージを強制的にクリア テキストで送信させます。 フラグ no
SkipCertificateCheck 初期 TLS ハンドシェイク時に Syslog サーバーによって提供された証明書の検証をスキップします。 フラグ no
SkipCNCheck 初期 TLS ハンドシェイク時に Syslog サーバーによって提供された証明書の共通名値の検証をスキップします。 フラグ no
UseUDP トランスポート プロトコルとして UDP を使用して、Syslog を使用します。 フラグ no
Remove クライアントからサーバーの構成を削除し、Syslog 転送を停止します。 フラグ no

Set-SyslogClient コマンドレットのパラメーター:

パラメーター 説明 Type
pfxBinary Syslog サーバーへの認証でクライアントが ID として使用する証明書が入った Byte[] にパイプする pfx ファイルの内容。 Byte[]
CertPassword pfx ファイルに関連付けられている秘密キーをインポートするためのパスワード。 SecureString
RemoveCertificate クライアントから証明書を削除します。 フラグ
OutputSeverity 出力ログのレベル。 値は [既定値] または [詳細] です。 規定値には、重大度レベルの警告、クリティカル、またはエラーが含まれています。 詳細には、すべての重大度レベル (詳細、情報、警告、クリティカル、またはエラー) が含まれています。 String

TCP、相互認証、TLS 1.2 暗号化を使用した Syslog 転送の構成

この構成では、Azure Stack Hub の Syslog クライアントは、TLS 1.2 暗号化を使用して TCP 経由で Syslog サーバーにメッセージを転送します。 初期ハンドシェイク時には、有効で信頼された証明書がサーバーから提供されていることが、クライアントによって確認されます。 また、クライアントでは、ID の証明としてサーバーに証明書も提供されます。 この構成は、クライアントとサーバーの ID がどちらも完全に検証され、メッセージが暗号化されたチャネルで送信されるため、最も安全です。

重要

Microsoft は、運用環境ではこの構成を使用するよう強くお勧めします。

TCP、相互認証、TLS 1.2 暗号化を使用した Syslog 転送を構成するには、PEP セッションで次の両方のコマンドレットを実行します。

# Configure the server
Set-SyslogServer -ServerName <FQDN or ip address of syslog server> -ServerPort <Port number on which the syslog server is listening on>

# Provide certificate to the client to authenticate against the server
Set-SyslogClient -pfxBinary <Byte[] of pfx file> -CertPassword <SecureString, password for accessing the pfx file>

クライアント証明書には、Azure Stack Hub のデプロイ中に提供されたものと同じルートが必要です。 これには秘密キーを含める必要もあります。

##Example on how to set your syslog client with the certificate for mutual authentication.
##This example script must be run from your hardware lifecycle host or privileged access workstation.

$ErcsNodeName = "<yourPEP>"
$password = ConvertTo-SecureString -String "<your cloudAdmin account password" -AsPlainText -Force
 
$cloudAdmin = "<your cloudAdmin account name>"
$CloudAdminCred = New-Object System.Management.Automation.PSCredential ($cloudAdmin, $password)
 
$certPassword = $password
$certContent = Get-Content -Path C:\cert\<yourClientCertificate>.pfx -Encoding Byte
 
$params = @{ 
    ComputerName = $ErcsNodeName 
    Credential = $CloudAdminCred 
    ConfigurationName = "PrivilegedEndpoint" 
}

$session = New-PSSession @params
 
$params = @{ 
    Session = $session 
    ArgumentList = @($certContent, $certPassword) 
}
Write-Verbose "Invoking cmdlet to set syslog client certificate..." -Verbose 
Invoke-Command @params -ScriptBlock { 
    param($CertContent, $CertPassword) 
    Set-SyslogClient -PfxBinary $CertContent -CertPassword $CertPassword }

TCP、サーバー認証、TLS 1.2 暗号化を使用した Syslog 転送の構成

この構成では、Azure Stack Hub の Syslog クライアントは、TLS 1.2 暗号化を使用して TCP 経由で Syslog サーバーにメッセージを転送します。 初期ハンドシェイク時には、有効で信頼された証明書がサーバーから提供されていることも、クライアントによって確認されます。 この構成により、信頼されていない宛先にクライアントからメッセージを送信することができなくなります。 認証と暗号化を使用する TCP は既定の構成であり、Microsoft が運用環境にお勧めする最小限のセキュリティのレベルです。

Set-SyslogServer -ServerName <FQDN or ip address of syslog server> -ServerPort <Port number on which the syslog server is listening on>

お使いの Syslog サーバーと Azure Stack Hub クライアントの統合をテストするときに、自己署名証明書や信頼されていない証明書を使用する場合は、次のフラグを使用すると、最初のハンドシェイク時にクライアントが行うサーバー検証をスキップできます。

 #Skip validation of the Common Name value in the server certificate. Use this flag if you provide an IP address for your syslog server
 Set-SyslogServer -ServerName <FQDN or ip address of syslog server> -ServerPort <Port number on which the syslog server is listening on>
 -SkipCNCheck

 #Skip entirely the server certificate validation
 Set-SyslogServer -ServerName <FQDN or ip address of syslog server> -ServerPort <Port number on which the syslog server is listening on>
 -SkipCertificateCheck

重要

Microsoft は、運用環境には -SkipCertificateCheck フラグを使用しないようお勧めします。

TCP を使用した暗号化なしの Syslog 転送の構成

この構成では、Azure Stack Hub の Syslog クライアントから Syslog サーバーに暗号化せずに TCP 経由でメッセージが転送されます。 クライアントによってサーバーの ID が確認されることはなく、クライアントから検証用に自分の ID がサーバーに提供されることもありません。

Set-SyslogServer -ServerName <FQDN or ip address of syslog server> -ServerPort <Port number on which the syslog server is listening on> -NoEncryption

重要

Microsoft は、運用環境ではこの構成を使用しないようお勧めします。

UDP を使用した暗号化なしの Syslog 転送の構成

この構成では、Azure Stack Hub の Syslog クライアントから Syslog サーバーに暗号化せずに UDP 経由でメッセージが転送されます。 クライアントによってサーバーの ID が確認されることはなく、クライアントから検証用に自分の ID がサーバーに提供されることもありません。

Set-SyslogServer -ServerName <FQDN or ip address of syslog server> -ServerPort <Port number on which the syslog server is listening on> -UseUDP

暗号化を使用しない UDP は構成が最も簡単ですが、中間者攻撃やメッセージの傍受に対する保護機能はありません。

重要

Microsoft は、運用環境ではこの構成を使用しないようお勧めします。

Syslog 転送構成の削除

Syslog サーバー構成を完全に削除し、Syslog 転送を停止するには、次を実行します。

クライアントから Syslog サーバー構成を削除する

Set-SyslogServer -Remove

クライアントからクライアント証明書を削除する

Set-SyslogClient -RemoveCertificate

Syslog のセットアップの確認

Syslog クライアントを Syslog サーバーに接続することに成功したら、すぐにイベントの受信を開始しなければなりません。 イベントが何も表示されない場合は、次のコマンドレットを実行して、Syslog クライアントの構成を確認します。

Syslog クライアントのサーバー構成を確認する

Get-SyslogServer

Syslog クライアントの証明書のセットアップを確認する

Get-SyslogClient

Syslog メッセージ スキーマ

Azure Stack Hub インフラストラクチャの Syslog は、CEF (Common Event Format) で書式設定され転送されます。 各 Syslog メッセージの構造は、次のスキーマに基づいています。

<Time> <Host> <CEF payload>

CEF ペイロードは、以下の構造に基づいていますが、各フィールドのマッピングは、メッセージの種類 (Windows イベント、作成されたアラート、解決されたアラート) によって異なります。

# Common Event Format schema
CEF: <Version>|<Device Vendor>|<Device Product>|<Device Version>|<Signature ID>|<Name>|<Severity>|<Extensions>
* Version: 0.0
* Device Vendor: Microsoft
* Device Product: Microsoft Azure Stack Hub
* Device Version: 1.0

特権エンドポイント イベントの CEF マッピング

Prefix fields
* Signature ID: Microsoft-AzureStack-PrivilegedEndpoint: <PEP Event ID>
* Name: <PEP Task Name>
* Severity: mapped from PEP Level (details see the PEP Severity table below)
* Who: account used to connect to the PEP
* WhichIP: IP address of ERCS server hosting the PEP

特権エンドポイントのイベントの表:

Event PEP イベント ID PEP タスク名 重大度
PrivilegedEndpointAccessed 1000 PrivilegedEndpointAccessedEvent 5
SupportSessionTokenRequested 1001 SupportSessionTokenRequestedEvent 5
SupportSessionDevelopmentTokenRequested 1002 SupportSessionDevelopmentTokenRequestedEvent 5
SupportSessionUnlocked 1003 SupportSessionUnlockedEvent 10
SupportSessionFailedToUnlock 1004 SupportSessionFailedToUnlockEvent 10
PrivilegedEndpointClosed 1005 PrivilegedEndpointClosedEvent 5
NewCloudAdminUser 1006 NewCloudAdminUserEvent 10
RemoveCloudAdminUser 1007 RemoveCloudAdminUserEvent 10
SetCloudAdminUserPassword 1008 SetCloudAdminUserPasswordEvent 5
GetCloudAdminPasswordRecoveryToken 1009 GetCloudAdminPasswordRecoveryTokenEvent 10
ResetCloudAdminPassword 1010 ResetCloudAdminPasswordEvent 10
PrivilegedEndpointSessionTimedOut 1017 PrivilegedEndpointSessionTimedOutEvent 5

PEP 重大度の表:

重大度 Level 数値
0 未定義。 値:0。 すべてのレベルのログを示します
10 Critical 値:1. 重大なアラートのログを示します
8 エラー 値:2. エラーのログを示します
5 警告 値:3. 警告のログを示します
2 Information 値:4. 情報メッセージのログを示します
0 "詳細" 値:5. すべてのレベルのログを示します

復旧エンドポイント イベントの CEF マッピング

Prefix fields
* Signature ID: Microsoft-AzureStack-PrivilegedEndpoint: <REP Event ID>
* Name: <REP Task Name>
* Severity: mapped from REP Level (details see the REP Severity table below)
* Who: account used to connect to the REP
* WhichIP: IP address of the device used to connect to the REP

復旧エンドポイントのイベントの表:

Event REP イベント ID REP タスク名 重大度
RecoveryEndpointAccessed 1011 RecoveryEndpointAccessedEvent 5
RecoverySessionTokenRequested 1012 RecoverySessionTokenRequestedEvent 5
RecoverySessionDevelopmentTokenRequested 1013 RecoverySessionDevelopmentTokenRequestedEvent 5
RecoverySessionUnlocked 1014 RecoverySessionUnlockedEvent 10
RecoverySessionFailedToUnlock 1015 RecoverySessionFailedToUnlockEvent 10
RecoveryEndpointClosed 1016 RecoveryEndpointClosedEvent 5

REP 重大度の表:

重大度 Level 数値
0 未定義。 値:0。 すべてのレベルのログを示します
10 Critical 値:1. 重大なアラートのログを示します
8 エラー 値:2. エラーのログを示します
5 警告 値:3. 警告のログを示します
2 Information 値:4. 情報メッセージのログを示します
0 "詳細" 値:5. すべてのレベルのログを示します

Windows イベントの CEF マッピング

* Signature ID: ProviderName:EventID
* Name: TaskName
* Severity: Level (for details, see the severity table below)
* Extension: Custom Extension Name (for details, see the Custom Extension table below)

Windows イベントの重大度の表:

CEF 重大度の値 Windows イベント レベル 数値
0 未定義。 値:0。 すべてのレベルのログを示します
10 Critical 値:1. 重大なアラートのログを示します
8 エラー 値:2. エラーのログを示します
5 警告 値:3. 警告のログを示します
2 Information 値:4. 情報メッセージのログを示します
0 "詳細" 値:5. すべてのレベルのログを示します

Azure Stack Hub の Windows イベントのカスタム拡張機能の表:

カスタム拡張機能名 Windows イベントの例
MasChannel システム
MasComputer test.azurestack.contoso.com
MasCorrelationActivityID C8F40D7C-3764-423B-A4FA-C994442238AF
MasCorrelationRelatedActivityID C8F40D7C-3764-423B-A4FA-C994442238AF
MasEventData svchost!!4132,G,0!!!!EseDiskFlushConsistency!!ESENT!!0x800000
MasEventDescription ユーザーのグループ ポリシー設定は正しく処理されました。 前回グループ ポリシーが正しく処理されてからの変更は検出されませんでした。
MasEventID 1501
MasEventRecordID 26637
MasExecutionProcessID 29380
MasExecutionThreadID 25480
MasKeywords 0x8000000000000000
MasKeywordName 成功の監査
MasLevel 4
MasOpcode 1
MasOpcodeName info
MasProviderEventSourceName
MasProviderGuid AEA1B4FA-97D1-45F2-A64C-4D69FFFD92C9
MasProviderName Microsoft-Windows-GroupPolicy
MasSecurityUserId <Windows SID>
MasTask 0
MasTaskCategory プロセス作成
MasUserData KB4093112!!5112!!Installed!!0x0!!WindowsUpdateAgent Xpath: /Event/UserData/*
MasVersion 0

作成されたアラートの CEF マッピング

* Signature ID: Microsoft Azure Stack Hub Alert Creation : FaultTypeId
* Name: FaultTypeId : AlertId
* Severity: Alert Severity (for details, see alerts severity table below)
* Extension: Custom Extension Name (for details, see the Custom Extension table below)

アラートの重大度の表:

重大度 Level
0 未定義。
10 Critical
5 警告

Azure Stack Hub の作成されたアラートのカスタム拡張機能の表:

カスタム拡張機能名
MasEventDescription 説明: ユーザー アカウント <TestUser> が <TestDomain> に対して作成されました。 これは潜在的なセキュリティ リスクです。 -- 解決策: サポートにお問い合わせください。 この問題を解決するにはカスタマー サポートが必要です。 サポートを受けずに、この問題を解決しようとしないでください。 サポート リクエストを開く前に、https://aka.ms/azurestacklogfiles のガイダンスを使用してログ ファイルの収集プロセスを開始してください。

解決されたアラートの CEF マッピング

* Signature ID: Microsoft Azure Stack Hub Alert Creation : FaultTypeId
* Name: FaultTypeId : AlertId
* Severity: Information

次の例は、CEF ペイロードによる Syslog メッセージを示しています。

2018:05:17:-23:59:28 -07:00 TestHost CEF:0.0|Microsoft|Microsoft Azure Stack Hub|1.0|3|TITLE: User Account Created -- DESCRIPTION: A user account \<TestUser\> was created for \<TestDomain\>. It's a potential security risk. -- REMEDIATION: Please contact Support. Customer Assistance is required to resolve this issue. Do not try to resolve this issue without their assistance. Before you open a support request, start the log file collection process using the guidance from https://aka.ms/azurestacklogfiles|10

Syslog イベントの種類

Syslog チャネルを介して送信されるすべてのイベントの種類、イベント、メッセージ スキーマ、またはプロパティを次の表に示します。 設定の verbose スイッチは、SIEM 統合に Windows 情報イベントが必要な場合にのみ使用してください。

イベントの種類 イベントまたはメッセージ スキーマ verbose 設定が必要 イベントの説明 (省略可能)
Azure Stack Hub のアラート アラート メッセージ スキーマについては、「解決されたアラートの CEF マッピング」を参照してください。

別のドキュメントに、すべてのアラートの一覧がまとめられています。
いいえ システムの正常性のアラート
特権エンドポイント イベント 特権エンドポイントのメッセージ スキーマについては、「特権エンドポイント イベントの CEF マッピング」を参照してください。

PrivilegedEndpointAccessed
SupportSessionTokenRequested
SupportSessionDevelopmentTokenRequested
SupportSessionUnlocked
SupportSessionFailedToUnlock
PrivilegedEndpointClosed
NewCloudAdminUser
RemoveCloudAdminUser
SetCloudAdminUserPassword
GetCloudAdminPasswordRecoveryToken
ResetCloudAdminPassword
PrivilegedEndpointSessionTimedOut
いいえ
復旧エンドポイント イベント 復旧エンドポイントのメッセージ スキーマについては、「復旧エンドポイント イベントの CEF マッピング」を参照してください。
RecoveryEndpointAccessed
RecoverySessionTokenRequested
RecoverySessionDevelopmentTokenRequested
RecoverySessionUnlocked
RecoverySessionFailedToUnlock
Recovand RecoveryEndpointClosed
いいえ
Windows セキュリティ イベント
Windows イベントのメッセージ スキーマについては、「Windows イベントの CEF マッピング」を参照してください。
はい (情報イベントを取得するため) 種類:
- 情報
- 警告
- エラー
- Critical (重大)
ARM のイベント メッセージのプロパティ:

AzsSubscriptionId
AzsCorrelationId
AzsPrincipalOid
AzsPrincipalPuid
AzsTenantId
AzsOperationName
AzsOperationId
AzsEventSource
AzsDescription
AzsResourceProvider
AzsResourceUri
AzsEventName
AzsEventInstanceId
AzsChannels
AzsEventLevel
AzsStatus
AzsSubStatus
AzsClaims
AzsAuthorization
AzsHttpRequest
AzsProperties
AzsEventTimestamp
AzsAudience
AzsIssuer
AzsIssuedAt
AzsApplicationId
AzsUniqueTokenId
AzsArmServiceRequestId
AzsEventCategory

いいえ
登録されている各 ARM リソースによってイベントを発生させることができます。
BCDR イベント メッセージ スキーマ:

AuditingManualBackup {
}
AuditingConfig
{
Interval
Retention
IsSchedulerEnabled
BackupPath
}
AuditingPruneBackupStore {
IsInternalStore
}
いいえ これらのイベントでは、ユーザーが手動で実行したインフラのバックアップ管理操作 (トリガーのバックアップ、バックアップ構成の変更、バックアップ データの排除など) が追跡されます。
インフラ障害によるイベントの作成と終了 メッセージ スキーマ:

InfrastructureFaultOpen {
AzsFaultId,
AzsFaultTypeName,
AzsComponentType,
AzsComponentName,
AzsFaultHash,
AzsCreatedTimeUtc,
AzsSource
}

InfrastructureFaultClose {
AzsFaultId,
AzsFaultTypeName,
AzsComponentType,
AzsComponentName,
AzsFaultHash,
AzsLastUpdatedTimeUtc,
AzsSource
}
いいえ 障害によって、アラートにつながる可能性があるエラーの修復を試みるワークフローがトリガーされます。 障害に修復策がない場合は、そのままアラートが発生します。
サービス障害によるイベントの作成と終了 メッセージ スキーマ:

ServiceFaultOpen {
AzsFaultId,
AzsFaultTypeName,
AzsSubscriptionId,
AzsResourceGroup,
AzsServiceName,
AzsResourceId
AzsFaultHash,
AzsCreatedTimeUtc,
AzsSource
}

ServiceFaultClose {
AzsFaultId,
AzsFaultTypeName,
AzsSubscriptionId,
AzsResourceGroup,
AzsServiceName,
AzsResourceId
AzsFaultHash,
AzsLastUpdatedTimeUtc,
AzsSource
}
いいえ 障害によって、アラートにつながる可能性があるエラーの修復を試みるワークフローがトリガーされます。
障害に修復策がない場合は、そのままアラートが発生します。
PEP WAC イベント メッセージ スキーマ:

プレフィックス フィールド
* Signature ID: Microsoft-AzureStack-PrivilegedEndpoint: <PEP イベント ID>
* Name: <PEP タスク名>
* Severity: PEP レベルからマップされます (詳細については、次の PEP 重大度テーブルを参照してください)
* Who: PEP への接続に使用されるアカウント
* WhichIP: PEP がホストされている ERCS サーバーの IP アドレス

WACServiceStartFailedEvent
WACConnectedUserNotRetrievedEvent
WACEnableExceptionEvent
WACUserAddedEvent
WACAddUserToLocalGroupFailedEvent
WACIsUserInLocalGroupFailedEvent
WACServiceStartTimeoutEvent
WACServiceStartInvalidOperationEvent
WACGetSidFromUserFailedEvent
WACDisableFirewallFailedEvent
WACCreateLocalGroupIfNotExistFailedEvent
WACEnableFlagIsTrueEvent
WACEnableFlagIsFalseEvent
WACServiceStartedEvent
いいえ

次のステップ

サービス ポリシー