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Azure Stack Hub 検証レポート

Azure Stack 適合性チェッカー ツールを使用して、Azure Stack Hub 環境のデプロイとサービスをサポートする検証を実行します。 このツールでは、結果が .json レポート ファイルに書き込まれます。 レポートには、Azure Stack Hub デプロイの前提条件の状態に関する詳細データと概要データが表示されます。 また、既存の Azure Stack Hub デプロイのシークレット ローテーションについての情報も表示されます。

レポートの場所

ツールを実行すると、結果のログが AzsReadinessCheckerReport.json に出力されます。 また、ツールにより、AzsReadinessChecker.log という名前のログも作成されます。 これらのファイルの場所は、PowerShell に検証結果と共に表示されます。

Azure Stack Hub 適合性チェッカーの run-validation 結果

両方のファイルに、同じコンピューター上で実行された以降の検証チェックの結果が保持されます。 たとえば、ツールを実行して証明書を検証した後、再度実行して Azure ID を検証し、3 回目に実行では登録を検証することができます。 この 3 回の検証の結果はすべて、結果として生成される .json レポートで確認できます。

既定では、両方のファイルが C:\Users\username\AppData\Local\Temp\AzsReadinessChecker\AzsReadinessCheckerReport.json に書き込まれます

  • 別のレポートの場所を指定するには、コマンド ラインの末尾に -OutputPath <path> パラメーターを使用します。
  • ツールの以前の実行に関する情報を AzsReadinessCheckerReport.json からクリアするには、コマンド ラインの末尾に -CleanReport パラメーターを使用します。

レポートを表示する

PowerShell でレポートを表示するには、レポートへのパスを -ReportPath の値として指定します。 このコマンドにより、レポートのコンテンツが表示されます。また、結果がまだ出力されていない検証が特定されます。

たとえば、レポートがある場所で開かれている PowerShell プロンプトからレポートを表示するには、次のコマンドを実行します。

Read-AzsReadinessReport -ReportPath .\AzsReadinessReport.json

出力は次の例のようになります。

Reading All Validation(s) from Report C:\Contoso-AzsReadinessCheckerReport.json

############### Certificate Validation Summary ###############

Certificate Validation results not available.

############### Registration Validation Summary ###############

Azure Registration Validation results not available.

############### Azure Identity Results ###############

Test                          : ServiceAdministrator
Result                        : OK
AAD Service Admin             : admin@contoso.onmicrosoft.com
Azure Environment             : AzureCloud
Azure Active Directory Tenant : contoso.onmicrosoft.com
Error Details                 : 

############### Azure Identity Validation Summary ###############

Azure Identity Validation found no errors or warnings.

############### Azure Stack Hub Graph Validation Summary ###############

Azure Stack Hub Graph Validation results not available.

############### Azure Stack Hub ADFS Validation Summary ###############

Azure Stack Hub ADFS Validation results not available.

############### AzsReadiness Job Summary ###############

Index             : 0
Operations        : 
StartTime         : 2018/10/22 14:24:16
EndTime           : 2018/10/22 14:24:19
Duration          : 3
PSBoundParameters :

レポートの概要を表示する

レポートの概要を表示するには、PowerShell コマンドの末尾に -summary パラメーターを追加します。 次に例を示します。

Read-AzsReadinessReport -ReportPath .\Contoso-AzsReadinessReport.json -summary

概要には、結果がない検証が表示されます。この概要には、完了した結果が成功したか失敗したかが示されます。 出力は次の例のようになります。

Reading All Validation(s) from Report C:\Contoso-AzsReadinessCheckerReport.json

############### Certificate Validation Summary ###############

Certificate Validation found no errors or warnings.

############### Registration Validation Summary ###############

Registration Validation found no errors or warnings.

############### Azure Identity Validation Summary ###############

Azure Identity Validation found no errors or warnings.

############### Azure Stack Hub Graph Validation Summary ###############

Azure Stack Hub Graph Validation results not available.

############### Azure Stack Hub ADFS Validation Summary ###############

Azure Stack Hub ADFS Validation results not available.

フィルター処理されたレポートを表示する

1 種類の検証でフィルター処理されたレポートを表示するには、-ReportSections パラメーターを使用して、次のいずれかの値を指定します。

  • Certificate
  • AzureRegistration
  • AzureIdentity
  • グラフ
  • ADFS
  • ジョブ
  • All

たとえば、証明書のレポート概要のみを表示するには、次の PowerShell コマンド ラインを使用します。

Read-AzsReadinessReport -ReportPath .\Contoso-AzsReadinessReport.json -ReportSections Certificate - Summary