簡単設定を使用した Azure AD Connect の開始
Azure AD Connect の簡単設定は、トポロジのフォレストが 1 つであり、認証にパスワード ハッシュ同期を使用する場合に使います。 簡単設定 は既定のオプションであり、ごく一般的なデプロイ シナリオで使用されます。 数回クリックするだけで、オンプレミスのディレクトリをクラウドに拡張できます。
Azure AD Connect のインストールを始める前に、必ず Azure AD Connect をダウンロードし、Azure AD Connect のハードウェアと前提条件に関するページに記載されている前提条件の手順を完了してください。
簡単設定が対象のトポロジに適さない場合は、「 関連ドキュメント 」でその他のシナリオを確認してください。
Azure AD Connect の高速インストール
- Azure AD Connect をインストールするサーバーにローカル管理者としてサインインします。 この作業は、同期サーバーとなるサーバーに対して行う必要があります。
- AzureADConnect.msiを検索し、ダブルクリックします。
- [ようこそ] 画面で、ライセンス条項に同意するチェック ボックスをオンにし、 [続行] をクリックします。
- [簡単設定] 画面で、 [簡単設定を使う] をクリックします。
- [Azure AD に接続] 画面で、Azure AD のハイブリッド ID 管理者のユーザー名とパスワードを入力します。 [次へ] をクリックします。
接続に問題があり、エラーが発生する場合は、接続の問題に対するトラブルシューティングについてのページを参照してください。 - [AD DS に接続] 画面で、エンタープライズ管理者アカウントのユーザー名とパスワードを入力します。 ドメインの部分は NetBios または FQDN の形式で入力できます (FABRIKAM\administrator または fabrikam.com\administrator)。 [次へ] をクリックします。
- [Azure AD サインインの構成] ページは、前提条件のドメインの検証が済んでいない場合にのみ表示されます。
このページが表示されたら、[Not Added (追加されていません)] と [Not Verified (検証されていません)] のマークが付いたドメインをすべて確認します。 使用するドメインを Azure AD で検証済みにしてください。 対象のドメインを検証済みにしたら、更新シンボルをクリックします。 - [構成の準備完了] 画面で、 [インストール] をクリックします。
- 必要に応じて、[構成の準備完了] ページの [Start the synchronization process as soon as configuration completes (構成が完了したらすぐに同期プロセスを開始する)] チェック ボックスをオフにします。 続けてフィルター処理などの構成作業を行う場合は、このチェック ボックスをオフにする必要があります。 このオプションをオフにした場合、同期の構成は実行されますが、スケジューラは無効のままとなります。 スケジューラを実行するには、もう一度インストール ウィザードを実行して手動で有効にする必要があります。
- [Start the synchronization process as soon as configuration completes](構成が完了したらすぐに同期プロセスを開始する) チェック ボックスをオンのままにすると、すべてのユーザー、グループ、連絡先について、直ちに Azure AD との完全同期がトリガーされます。
- オンプレミスの Active Directory に Exchange がある場合、Exchange ハイブリッド デプロイを有効にすることもできます。 クラウドとオンプレミスの両方に Exchange メールボックスを同時に配置する場合は、このオプションを有効にしてください。
- インストールが完了したら、 [終了] をクリックします。
- インストールが完了した後、 Synchronization Service Manager または同期規則エディターを使用する前に、サインアウトし、もう一度サインインします。
次のステップ
Azure AD Connect がインストールされたので、インストールを確認し、ライセンスを割り当てることができます。
インストールの結果有効になった機能について詳しくは、自動アップグレード、誤った削除操作を防止する機能、Azure AD Connect Health に関する各ページを参照してください。
一般的なトピックについては、スケジューラの使用と同期のトリガー方法に関するページを参照してください。
「 オンプレミス ID と Azure Active Directory の統合」をご覧ください。
関連ドキュメント
トピック | Link |
---|---|
Azure AD Connect の概要 | オンプレミスのディレクトリと Azure Active Directory の統合 |
カスタマイズした設定を使用したインストール | Azure AD Connect のカスタム インストール |
DirSync からのアップグレード | Azure AD 同期ツール (DirSync) からのアップグレード |
インストールで使用するアカウント | Azure AD Connect の資格情報とアクセス許可の詳細 |