Azure App Service でリソース イベントを取得する

Azure App Service には、お使いのリソースの状態と正常性を監視するための組み込みツールが用意されています。 リソース イベントは、基になる Web アプリのリソースに加えられた変更を理解し、必要に応じてアクションを実行するのに役立ちます。 イベントの例としては、インスタンスのスケーリング、アプリケーション設定の更新、Web アプリの再起動などがあります。 この記事では、Azure アクティビティ ログを表示する方法と、Event Grid を使用して App Service リソース イベントを監視する方法について学習します。

Azure アクティビティ ログを表示する

Azure アクティビティ ログには、お使いのサブスクリプションのリソースに対して実行された操作によって生成されたリソース イベントが含まれます。 Azure portal と Azure Resource Manager テンプレートの両方のユーザー アクションに基づいて、イベントがアクティビティ ログにキャプチャされます。

App Service の Azure アクティビティ ログには、次のような詳細が含まれます。

  • リソースに対して実行された操作 (App Service プランなど)
  • 操作を開始したユーザー
  • 操作が発生した時間
  • 操作の状態
  • 操作を調査するのに役立つプロパティ値

Azure アクティビティ ログでできること

Azure アクティビティ ログは、Azure portal、PowerShell、REST API、または CLI を使用して照会できます。 ログは、ストレージ アカウント、Event Hub、および Log Analytics に送信できます。 また、Power BI でログを分析することも、リソース イベントに関する最新の状態を取得するためのアラートを作成することもできます。

Azure アクティビティ ログ イベントを表示および取得する

アクティビティ ログを Event Grid に送信する

アクティビティ ログはユーザーベースですが、ユーザー アクションと自動イベントの両方をログに記録する App Service (プレビュー) との新しい Event Grid 統合を利用できます。 Event Grid を使用すると、前記のイベントに反応するハンドラーを構成できます。 たとえば、Event Grid を使用すると、Blob Storage コンテナーに新しい写真が追加されるたびに画像分析を実行するサーバーレス関数を即時トリガーできます。

また、Event Grid を Logic Apps と共に使用して、コードを作成することなく、場所を問わずにデータを処理することもできます。 Event Grid はデータ ソースとイベント ハンドラーを接続します。

Azure App Service イベントのプロパティとスキーマを確認する。

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