Azure Maps サービスの地域スコープ

Azure Maps は、地域スコープの指定をサポートするグローバル サービスです。これにより、データ所在地をヨーロッパ (EU) または 米国 (US) の地理的地域 (geo) に制限できます。 すべての要求 (入力データを含む) は、指定された地理的地域にのみ格納されます。 Azure リージョンと地域の詳細については、「Azure の地域」を参照してください。

データの場所

ディザスター リカバリーと高可用性に対応するために、Microsoft では同じ地理的地域内の他のリージョンにお客様のデータをレプリケートできます。 たとえば、Azure Maps Europe API 地理的エンドポイントを使用する場合、要求 (入力データを含む) はヨーロッパの Azure データセンターに保持されます。 唯一の影響は要求データが保存される場所であり、顧客やそのエンド ユーザーが Azure Maps API 経由で顧客データにアクセスできる場所は制限されません。

地理的 API エンドポイントのマッピング

次の表では、地域と、サポートされている Azure の地理的 API エンドポイントの間のマッピングについて説明します。 たとえば、すべての Azure Maps アドレス検索要求をヨーロッパの Azure 地域内で処理して格納する場合は、エンドポイント eu.atlas.microsoft.com を使用します。

Azure の地域 (geo) API の地域エンドポイント
ヨーロッパ eu.atlas.microsoft.com
United States us.atlas.microsoft.com

ヒント

Azure Government クラウドを使用する場合は、エンドポイント atlas.azure.us を使用します。 詳細については、「Azure Government クラウドのサポート」を参照してください。

地域マッピングの URL の例

次のコード スニペットは、Search - Get Search Address 要求の例です。

GET https://{geography}.atlas.microsoft.com/search/address/{format}?api-version=1.0&query={query}

Azure Maps API 呼び出し (および入力データ) のデータ所在地をヨーロッパのままにするには、次に示すように、前の URL の {geography} を eu に置き換えます。

GET https://eu.atlas.microsoft.com/search/address/{format}?api-version=1.0&query={query}

追加情報

SAS トークンを使用できるリージョンに関する制限については、「Azure Maps による認証」を参照してください。