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Azure SQL Managed Instance の管理操作のキャンセル

適用対象: Azure SQL Managed Instance

Azure SQL Managed Instance には、新しいマネージド インスタンスをデプロイしたりインスタンスのプロパティを更新したりする場合などに一部の管理操作をキャンセルする機能が用意されています。

概要

すべての管理操作は次のように分類できます。

  • インスタンスのデプロイ (新しいインスタンスの作成)。
  • インスタンスの更新 (仮想コアや予約済み記憶域などの、インスタンスのプロパティの変更)。
  • インスタンスの削除。

管理操作の進行状況と状態を監視し、必要に応じてその一部をキャンセルすることができます。

次の表に、各管理操作、キャンセル可能かどうか、および一般的な所要時間をまとめてあります。

カテゴリ 操作 キャンセル可能 推定キャンセル時間
デプロイ インスタンスの作成 はい 操作の 90% は 5 分以内に完了。
更新 インスタンスのストレージのスケールアップとスケールダウン (General Purpose) いいえ
更新 インスタンスのストレージのスケールアップとスケールダウン (Business Critical) はい 操作の 90% は 5 分以内に完了。
更新 インスタンスのコンピューティング (仮想コア) のスケールアップとスケールダウン (General Purpose) はい 操作の 90% は 5 分以内に完了。
更新 インスタンスのコンピューティング (仮想コア) のスケールアップとスケールダウン (Business Critical) はい 操作の 90% は 5 分以内に完了。
更新 インスタンスのサービス レベルの変更 (General Purpose から Business Critical、またはその逆へ) はい 操作の 90% は 5 分以内に完了。
削除 インスタンスの削除 いいえ

管理操作をキャンセルする

Azure portal を使用して管理操作をキャンセルするには、次の手順に従います。

  1. Azure portal に移動します

  2. SQL Managed Instance の[概要]ウィンドウに移動します。

  3. 進行中の操作の横にある [通知] ボックスを選択して、 [実行中の操作] ページを開きます。

    [実行中の操作] ボックスを選択して、[実行中の操作] ページを開きます。

  4. ページの下部にある [操作のキャンセル] を選択します。

    [キャンセル] を選択して、操作をキャンセルする。

  5. 操作をキャンセルすることを確認します。

キャンセル要求が成功すると、管理操作はキャンセルされ、エラーが生成されます。 キャンセルが成功したか失敗したかを示す通知が表示されます。

キャンセル操作の結果

キャンセル要求が失敗するか、[キャンセル] ボタンがアクティブでない場合、それは管理操作がキャンセルできない状態に入っており、すぐに完了することを意味します。 管理操作は、完了するまで実行が継続されます。

デプロイ要求のキャンセル

API バージョン 2020-02-02 では、インスタンス作成要求が受け入れられるとすぐに、デプロイ プロセスの進行状況に関係なくインスタンスはリソースとして存在し始めます (マネージド インスタンスの状態は Provisioning)。 インスタンスのデプロイ要求 (新しいインスタンスの作成) をキャンセルした場合、マネージド インスタンスの状態は Provisioning から FailedToCreate に移ります。

作成に失敗したインスタンスは、リソースとして引き続き存在しますが次のようになります。

  • 課金されません
  • リソース制限 (サブネットまたは仮想コア クォータ) にはカウントされません

Note

リソースまたはマネージド インスタンスの一覧のノイズを最小限に抑えるには、デプロイに失敗したインスタンスまたはデプロイがキャンセルされたインスタンスを削除します。

次のステップ