ボットをアプリに埋め込む

この記事の対象: SDK v4

多くの場合、ボットはアプリの外部に存在しますが、アプリに統合することもできます。 たとえば、複雑なアプリ構造内で検索が困難な情報をユーザーが見つけやすくするために、ナレッジ ボットをアプリに埋め込むことができます。

受信ユーザー要求に対する最初のレスポンダーとして機能するように、ヘルプ デスク アプリにボットを埋め込むことができます。 簡単な問題はボットが自力で解決し、複雑な問題は人のエージェントにハンドオフされます。

アプリへのボットの統合

アプリとボットを統合する方法はアプリの種類によって異なります。

ネイティブ モバイル アプリ

ネイティブ コードで作成されたアプリは、REST または ウェブソケット 経由でDirect Line API を使用して Bot Framework と通信できます。

Web ベースのモバイル アプリ

Web 言語と、Cordova などのフレームワークでビルドされたモバイル アプリが Bot Framework と通信するときは、Web サイトに埋め込まれたボットが使用するのと同じコンポーネント、つまりネイティブ アプリのシェル内にカプセル化されているものを使用します。

IoT アプリ

IoT アプリと Bot Framework の通信には、Direct Line API が使用されます。

シナリオによっては、Speech翻訳LanguageVision などの Azure AI サービスを使用する場合もあります。

その他の種類のアプリとゲーム

その他の種類のアプリやゲームと Bot Framework の通信には、Direct Line API が使用されます。

ボットが実行されるクロスプラットフォーム モバイル アプリの作成

この例では、クロスプラットフォーム モバイル アプリケーションを構築するための一般的ツールである Xamarin を使用して、ボットが実行されるモバイル アプリを作成します。

最初に Web ビュー コンポーネントを作成し、それを使って Web チャット コントロールをホストします。 次に、Azure portal を使用して、Web チャット チャネルを追加します。

次に、登録されている Web チャット URL を、Xamarin アプリ内の Web ビュー コントロールのソースとして指定します。

public class WebPage : ContentPage
{
public WebPage()
    {
        var browser = new WebView();
        browser.Source = "https://webchat.botframework.com/embed/<YOUR SECRET KEY HERE>";
        this.Content = browser;
    }
}

このプロセスを使用して、Web チャット コントロールを使って、埋め込まれた Web ビューがレンダリングされるクロスプラットフォーム モバイル アプリケーションを作成できます。

Examples of a bot recognizing what type of device the user's on.

その他のリソース