ビジネス成果テンプレートの使用方法

ビジネスの成果の概要で説明したように、ビジネス上の会話と技術的な会話の間のギャップを埋めることが困難な場合があります。 この簡単なテンプレートは、チームが後でお客様の変革体験戦略の開発において使うことになるビジネスの成果を一様に把握するために役立つように設計されています。

ビジネス成果テンプレートをダウンロードし、ビジネスの成果のブレインストーミングと追跡を開始します。 引き続き、テンプレートの使用方法について説明します。 エグゼクティブの会話で上る可能性のある潜在的なビジネスの成果に関する意見については、ビジネスの成果のセクションを確認してください。

ビジネス成果テンプレートを使用する

このテンプレートにおけるビジネスの成果は、次の 3 つのトピックに焦点を合わせています。

• 利害関係者やビジネス上の意思決定者との調整。
• ビジネス推進力と目標の理解。
• 特定のソリューションと技術的機能への成果のマッピング。

図 1: 技術的機能の上にビジネスの成果、その上に利害関係者がある家として視覚化されたビジネスの成果。

ビジネス成果テンプレートは、技術的ソリューションに深入りしすぎずに、利害関係者を速やかにエンゲージできる簡単な会話に焦点を合わせています。 利害関係者にとって重要な主要業績評価指標 (KPI) とビジネス推進力の迅速な理解と調整により、チームが実装の詳細に取りかかる前に大まかなアプローチと変革について考えることができます。

例については、次に示すように、スプレッドシートの "成果の例" のタブで参照できます。 複数の成果を追跡するには、それらを "集合的成果" のタブに追加します。

図 2: ビジネス成果のテンプレートの例。

このテンプレートが関連する理由

探索は、エンタープライズ アーキテクチャの基本原則です。 探索が技術的探索に限定される場合、ソリューションは、ビジネスを改善するための多くの機会を失う可能性があります。 エンタープライズ アーキテクト、ソリューション アーキテクト、およびその他の技術志向のリーダーが、このテンプレートを使用して、探索プロセスを習得できます。 効果的な探索プロセスでは、次の図に示すように、これらのリーダーが変革体験を先導する前にビジネスの成果の 5 つの主要な側面を考慮します。

図 3: 探索で重視する 5 つの領域: 利害関係者、成果、推進者、KPI、機能。

利害関係者: 特定のビジネスの成果に最大の価値が見られる可能性があるのは組織内の誰でしょうか。 特に困難なことが多く、時間がかかる場合に、この変革をサポートする可能性が最も高いのは誰でしょうか。 この変革の成功で最大の利益が得られるのは誰ですか。 その人が潜在的な利害関係者です。

ビジネス成果: ビジネスの成果は、特定の基準によって対応されるビジネス パフォーマンスにおける簡潔な定義済みの監視可能な結果または変更です。 利害関係者はどのようにビジネスを変えたいと考えていますか。 ビジネスはどのような影響を受けますか。 この変革の価値は何ですか。

ビジネス推進者: ビジネス推進者は、会社が目的の成果を達成することを妨げている現在の課題を把握します。 また、企業が適切なソリューションに投資できる新しい機会を捉えることもできます。 ビジネスの現在の課題や将来の状態をどのように説明できますか。 目的の成果を満たすために、どのビジネス機能を変更しますか。

KPI: この変更はどのように測定しますか。 企業は成功したかどうかをどのように知ることができますか。 この KPI はどのくらいの頻度で監視しますか。 各 KPI を理解することで、増分変更と実験を可能にするのに役立ちます。

機能: 変革体験を定義する際に、どのように技術的機能がビジネスの成果の実現を加速させるでしょうか。 ビジネス目標を達成するために、どのようなアプリケーションを変革に含める必要がありますか。 機能を実現するために、さまざまなアプリケーションやワークロードをどのように優先順位付けしますか。 各成果を満たすために、ソリューションの一部をどのように拡張または再構築する必要がありますか。 優先順位付けした影響の大きいビジネスの成果に対して、実行アプローチ (またはタイムライン) を再調整できますか。

次のステップ

技術的な取り組みを監視可能で測定可能な結果メトリックに合わせる方法について説明します。

技術的な取り組みの整合