ポータルでクラウド サービス (クラシック) の自動スケールを構成する方法
重要
2024 年 9 月 1 日に、すべてのお客様に対して Cloud Services (クラシック) は非推奨になりました。 既存の実行中のデプロイはすべて Microsoft によって停止およびシャットダウンされ、2024 年 10 月以降、データは永久的に失われます。 新しいデプロイでは、新しい Azure Resource Manager ベースのデプロイ モデル、 Azure Cloud Services (延長サポート) を使用してください。
スケールインまたはスケールアウト操作をトリガーするために、クラウド サービス worker に対して条件を設定できます。 ロールの条件は、CPU、ディスク、またはロールのネットワークの負荷に基づいて設定できます。 条件はまた、メッセージ キューに基づいて、またはサブスクリプションに関連付けられているその他の Azure リソースのメトリックに基づいて設定することができます。
注意
この記事では、クラウド サービス (クラシック) に焦点を当てています。 仮想マシンを直接作成した場合 (クラシック)、その仮想マシンはクラウド サービスでホストされます。 標準の仮想マシンは、可用性セットに関連付けることでスケールを設定でき、手動でオンまたはオフにすることができます。
考慮事項
アプリケーションの規模の設定を構成する前に、以下に示す情報を考慮してください。
コア使用量はスケーリングに影響します。
ロール インスタンスが大きいと、使用するコアも多くなります。 アプリケーションの規模の設定は、サブスクリプションのコア数の制限内でのみ行うことができます。 たとえば、サブスクリプションのコア数が 20 に制限されているとします。 アプリケーションを 2 つの中規模のクラウド サービスで実行している場合 (合計 4 コア)、サブスクリプション内の他のクラウド サービスのデプロイは残りの 16 コアまでしかスケールアップできません。 サイズの詳細については、「Cloud Service のサイズ」を参照してください。
スケールはキュー メッセージのしきい値に基づいて行うことができます。 キューの使用方法の詳細については、 Queue Storage サービスの使用方法に関するページを参照してください。
サブスクリプションに関連付けられているその他のリソースについてもスケールを行うことができます。
アプリケーションの高可用性を可能にする場合は、アプリケーションを 2 つ以上のロール インスタンスと共にデプロイする必要があります。 詳細については、「 サービス レベル アグリーメント」を参照してください。
自動スケールは、すべてのロールが準備完了状態の場合にのみ発生します。
スケールの設定
クラウド サービスを選択したら、該当するクラウド サービス ブレードを表示状態にします。
クラウド サービス ブレードの [ロールとインスタンス] タイルで、クラウド サービスの名前を選択します。
重要: ロールの下にあるロール インスタンスではなく、クラウド サービス ロールを必ず選択してください。[スケール] タイルを選択します。
自動スケール
ロールのスケール設定を構成する際は、手動または自動のいずれかのモードを使用できます。 手動モードでは想定通りにスケールが行われるので、インスタンスの絶対数を設定します。 ただし、自動モードでは、スケールの方法とスケールの程度を制御するルールを設定できます。
[スケールの基準] オプションを [スケジュールおよびパフォーマンス ルール] に設定します。
- 既存のプロファイルです。
- 親プロファイルのルールを追加します。
- 別のプロファイルを追加します。
[プロファイルの追加] を選択します。 プロファイルではスケールで使用するモードを指定します。 [常時] 、 [繰り返し] 、 [固定日付] という 3 つのモードがあります。
プロファイルとルールを構成した後、上部にある [保存] アイコンを選択します。
プロファイル
プロファイルでは、スケールにおけるインスタンスの最大数と最小数、ならびにこのスケール範囲を有効にするタイミングを設定します。
毎回
常に、この使用可能なインスタンスの範囲を保持します。
定期的なアイテム
スケールする曜日セットを選択します。
指定日
指定された日付範囲でロールをスケールします。
プロファイルを構成した後、プロファイル ブレードの下部にある [OK] ボタンを選択します。
Rule
ルールは、プロファイルに追加されて、スケールをトリガーする条件を示します。
ルールのトリガーは、条件値を追加可能なクラウド サービスのメトリック (CPU の使用率、ディスク アクティビティ、またはネットワーク アクティビティ) に基づいて設定されます。 さらに、メッセージ キュー、またはサブスクリプションに関連付けられているその他の Azure リソースのメトリックに基づいてトリガーを設定することができます。
ルールを構成した後、ルール ブレードの下部にある [OK] ボタンを選択します。
手動スケールに戻る
[スケールの設定] に移動し、 [スケールの基準] オプションを [手動で入力したインスタンス数] に設定します。
この設定により、ロールから自動スケールが削除され、インスタンス数を直接設定できるようになります。
- スケール (手動または自動) オプション。
- スケールするインスタンスを設定するロール インスタンス スライダー。
- スケールするロールのインスタンス。
スケール設定を構成した後、上部にある [保存] アイコンを選択します。