count_distinct() (集計関数) - (プレビュー)

集計グループごとにスカラー式で指定された一意の値をカウントします。集計グループを省略した場合は一意の値の合計数をカウントします。

Null 値は無視され、計算には考慮されません。

注意

この関数は、summarize 演算子と組み合わせて使用します。

一意の値数の推定のみが必要な場合は、リソース消費量の少ない集計関数を dcount 使用することをお勧めします。

述語から返 trueされるレコードのみをカウントするには、 count_distinctif 集計関数を使用します。

注意

  • この関数は、100M の一意の値に制限されます。 値が多すぎる式に関数を適用しようとすると、ランタイム エラーが発生します (HRESULT: 0x80DA0012)。
  • 異なるクラスターの複数のデータ ソースで動作すると、関数のパフォーマンスが低下する可能性があります。

構文

count_distinct(Expr)

構文規則について詳しく知る。

パラメーター

名前 必須 説明
expr スカラー (scalar) ✔️ 一意の値をカウントする式。

戻り値

概要グループあたりの expr の一意の値の数を示す長整数型 (Long) の整数値。

以下の例では、各州で発生した嵐の事象の種類の数を示します。

StormEvents
| summarize UniqueEvents=count_distinct(EventType) by State
| top 5 by UniqueEvents

出力

State UniqueEvents
テキサス州 27
CALIFORNIA 26
ペンシルベニア 25
GEORGIA 24
ノースカロライナ 23