make_bag() (集計関数)

グループ内の dynamicexpr のすべての値の JSON プロパティ バッグ (ディクショナリ) を作成します。

Null 値は無視され、計算に考慮されません。

Note

この関数は、summarize 演算子と組み合わせて使用します。

構文

make_bag(expr [,maxSize])

構文規則について詳しく知る。

パラメーター

名前	型	必須	説明
expr	dynamic	✔️	集計計算に使用される式。
Maxsize	int		返される要素の最大数の制限。 既定値と最大値は1048576です。

Note

make_dictionary() は make_bag() を優先して非推奨になっています。 レガシ バージョンの既定の maxSize 制限は 128 です。

戻り値

グループ内の dynamicExpr のすべての値 (プロパティ バッグ) の JSON プロパティ バッグ (ディクショナリ) を返します。 辞書以外の値はスキップされます。 キーが複数の行に存在する場合は、そのキーに使用できる値の中の任意の値が選択されます。

例

次の例は、パックされた JSON プロパティ バッグを示しています。

クエリを実行する

let T = datatable(prop:string, value:string)
[
    "prop01", "val_a",
    "prop02", "val_b",
    "prop03", "val_c",
];
T
| extend p = bag_pack(prop, value)
| summarize dict=make_bag(p)

出力

dict
{ "prop01": "val_a", "prop02": "val_b", "prop03": "val_c" }

make_bag() の出力のバッグ キーを列に変換するには、bag_unpack() プラグインを使用します。

クエリを実行する

let T = datatable(prop:string, value:string)
[
    "prop01", "val_a",
    "prop02", "val_b",
    "prop03", "val_c",
];
T
| extend p = bag_pack(prop, value)
| summarize bag=make_bag(p)
| evaluate bag_unpack(bag)

出力

prop01	prop02	prop03
val_a	val_b	val_c

関連コンテンツ

bag_unpack()。